この漫画のレビュー
6点 テムさん
どんな話か簡単にいうと、特別、秀でたものがあるわけでもなく、というか寧ろぱっとせず、かと言ってちーちゃんほどに突き抜けることもできない、中途半端で非常に寄る辺ない存在である自分に対し不安や不満を感じ、思春期特有の劣等感や焦燥感に苛まされ続けるちょっと足りないナツの物語。(…簡単とは)
ナツの心理描写はなかなかリアルに描かれていると思うし、ラストの経験から何かを学びとり、劣等感を克服したわけでは全然ない感じも個人的には好きだったりする。(それもリアルな気がして)
ほのぼの漫画だと思って手に取ったら火傷するかもしれないけれど、
うーん。そうだなあ…
思春期の葛藤、ほろ苦さを味わいたいなーと思ったらぜひぜひ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-04-02 23:21:46] [修正:2016-04-02 23:21:46]