あらすじ 西暦2436年、地球から150光年の距離にあるバルカン星系に移民していた人類は太陽系から独立し、独自の政府を築いていた。バルカン星系の首都であるコロニー「ユノ」に住む双子の兄弟、トールとラーイは政治家でかつ科学者の両親を持つエリートの出自。11歳の彼らもエリートへの道を歩む日々を過ごしていたが、ある日両親が殺され、トールとラーイの二人も今まで存在さえ知らずにいた、死罪のものが送られるという死刑惑星「キマエラ」に落とされる。厳しい環境で想像を絶する生態系をもつキマエラは獣王と呼ばれる王が支配する弱肉強食の世界。最先端の設備に囲まれ環境も整備されたコロニーで育ったトールとラーイにとっては生きることさえ困難な星だが、生命力に溢れるトールは惰弱な弟ラーイを連れ、生き延びるために戦っていく。高い適応力を見せ短い期間でキマエラに順応していくトール。やがて、獣王になればキマエラの外に出られることを知ったトールは、両親の殺害と自分達がキマエラに落とされた理由を知るために獣王になることを目指す。
この漫画のレビュー
7点 ピルクルさん
連載開始から完結するまで10年以上かかっているだけあって
中身が濃くて完成度の高い作品だと思いました。
とにかく世界観がすごい。
前半、少年の主人公がまんまと策略にはまってしまう所も面白かったけど
きちんと科学考証を立ててもらって壮大なラストになっているのが気持ち良かった。
でも全五巻だと無駄な部分があまりないので
自分としては若干寂しい感じがしますね。
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[投稿:2008-12-05 10:21:48] [修正:2008-12-05 10:21:48]