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5.62点(レビュー数:8人)

作者清水玲子

巻数27巻 (完結)

連載誌LaLa:1993年~ / 白泉社

更新時刻 2009-11-25 06:28:13

あらすじ 時は21世紀、日本の孤島で育てられた少年達が、再び島へ集められた。それは、彼らがたどる激動の運命のプロローグだった…!衝撃のSFロマン。

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輝夜姫のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全8 件

8点 fooさん

27巻に及ぶ超大作で、賛否両論ありますが私は大好きな作品です

最初の設定はどんどん関係なくなり。複線?謎、色々と解決されません。

御伽噺から始まり、生贄、クローン、ドナー、世界情勢に宇宙人?

その都度起こる解決されないけど、気になる展開を読んでいるうちにラストになります。

この作者の独特の絵にある淡白さや、無機質さは素の見えないキャラクターにはピッタリ合い「由」のようなつかみどころのないキャラには最高に合っていると思います。

余計なストーリーや寄り道?が多いですが、長くキャラと付き合っていくことになるので、思い入れが増しますし全員にキチンとしたストーリーが用意されているので、少年漫画には無いキャラの使い捨が無く主人公以外の話も楽しんで読めますが、一気に読まないと忘れますw

歪んだ性格のキャラが多い漫画ですが、そのキャラの歪みに長い時間をかけて向き合い、変化していく人間模様は私は結構面かったです。

時間をかけて数々のキャラの強い部分、弱い部分を十分に味わった中での衝撃のラストで私は号泣してしまいました。

最後まで読まなければこの漫画の良さは絶対分からないと思います。

27巻は長いですが、他の20巻越えの作品の中でこうもストーリーが荒れ狂う漫画はあまりないと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-08-30 01:30:57] [修正:2013-08-30 01:33:06] [このレビューのURL]

5点 torinokidさん

氏の代表作になるはずだったのになあ・・。

後半になってから物語設定とかキャラの性格とか
色んなところがブレブレになっちゃったのがなんとも残念。

良作ではあるんだけど、やはり惜しいタイプの作品ですな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-21 22:43:46] [修正:2011-08-21 22:43:46] [このレビューのURL]

5点 臼井健士さん

「少女マンガ」という枠を超えた非常にスケールの大きなSF大作・・・になるはずだった無念の作品。

幼い頃、竹薮に埋められていたところを救出され息を吹き返した少女・晶。
長じてその美貌は周囲の注目(特に同級生女子の)を集めるようになっていた・・・。
捨て子だった彼女が引き取られた養子先で、義理の母親の実子である少女・まゆは彼女に異常なまでの執着心を燃やしていた。
そんな彼女の家にある日二人組みの少年が忍び込んだことを発端として判明する自身の出生の秘密。
そこには「かぐや姫伝説」にまつわる世界規模の陰謀が隠されていたのだが・・・・・・。

この作品最初から晶とまゆの関係に象徴されるような「少女同士の愛情」を強調された作風だった。
作者自身も5巻で「ボーイズラブが流行っている世間の風潮に対抗して描いた」とコメントしていた。

それなのに中盤から「サットンとミラーの男同士のボーイズラブ」がやたらと強調されるようになったのは
納得がいかない。作者が自分で言っていたことを自分自身で覆すとは!

しかも晶の相手役と思われた「由」とは結局のところ結ばれず、かと言ってまゆと結ばれるわけでもなく、
何と当初は本命でも何でもなかった「ミラー」と結ばれるという展開が訳分からない。

クローン人間・遺伝子・ウイルスなどの最先端の技術を反映した展開の数々は確かに
「少女マンガの枠組み」を大きく超えた男性でも楽しめそうな作品ではあったのだ。
絵も「画集」が発売されるくらいに美麗。

が、謎が結局のところ未解決のまま「放置状態」になってしまい終幕するなど、
広げた風呂敷を上手く畳み切れていない部分が多々見受けられます。

全27巻にも及ぶ長編となりながら、最終的には手放しで「名作!」と呼べるような作品には全然なっておりません。
作家としての実力のある方だとは分かっています。
が、この作品に限っては「大風呂敷を広げすぎて収集が付かなくなった」と言わざろう得ない。
スゲー残念です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-25 08:08:58] [修正:2010-07-25 08:08:58] [このレビューのURL]

5点 haroさん

序盤の設定はとても期待できるものだったと思います。
画もためいきが出るほど美しいです。
ただ、いつの間にか物語の方向性が変わってきたように思います。
それはそれで面白いのですが、長々続いてしまった為に未消化な部分が多いまま完結しました。

清水先生は短編など、簡潔な話の方が面白いと感じています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-21 01:25:06] [修正:2010-06-21 01:25:06] [このレビューのURL]

6点 rongaiさん

「OZ」とか、「僕の地球を守って」に近い感じの世界観ですなぁ。
27巻も続ける必要が全くないように思いましたが。

萩尾さんの「11人いる!」のようなSFロマンを感じさせたが、
中身は恋愛主体なので、物語が微妙に堂々巡りの感もありつつ、
ラストは、こういうオチでしょうがないかっと納得しました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-06-12 11:54:55] [修正:2007-06-13 11:29:13] [このレビューのURL]

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