あらすじ
佐藤大輔著の同名小説『皇国の守護者』が原作。サーベルタイガー・天龍などファンタジー色強い戦争物。が、内容は既得権益を守る為に足を引っ張り合う権力者や決して一枚岩ではない軍隊など、非常に現実的(というか生臭い)でもある。時代設定としては十九世紀ごろ。蒸気機関が発明されてから約二十年が立つ。
【大協約】という人と龍が交わした契約が、世界秩序を為す世界。そこに存在する小国『皇国』と、その皇国に侵攻してきた世界最大の大国『帝国』との戦争が主な内容だが、そこに皇国内での覇権争いや経済問題、政治も絡めて描いてゆく。主人公は帝国との決戦に敗れた皇国が敗走する中、運悪く遅滞戦を命じられた皇国軍人・新城直衛。実験部隊でもある剣牙虎部隊を率い、新城は絶望的な戦線にその身を投じてゆく…。
この漫画のレビュー
10点 琥太郎さん
ドタイプ漫画。
5巻で終わるし気軽にさらっと読み終えるかと思ったら、重い!なんだこの重み厚みはぁぁぁ!
全30巻の大作読んだ位の重厚感ありますよ。いやホントに。
一言一言がとにかく深い。噛み締めて読んでるからこんなどっしりとした読後感が味わえたのかも。
原作者との折り合いが付かず5巻で終了してしまったことでよく賛否両論の槍玉に挙げられますが、決して変な終わり方はしてないです。むしろ個人的にはキリも良かったし好きです。
本作、オススメです。
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[投稿:2011-06-01 12:12:24] [修正:2011-06-02 13:33:58]