ホーム > 青年漫画 > ビッグコミックスペリオール > 本気のしるし

7.85点(レビュー数:7人)

作者星里もちる

巻数6巻 (完結)

連載誌ビッグコミックスペリオール:2000年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:36:02

あらすじ 中小文具店に勤める会社員・辻一路。もう結婚を考えてもいい年齢だが、他人に好かれるのも他人を好きになるのも苦手で、本気の恋をしたことがない。ある日、彼はコンビニで不思議な雰囲気の女性と知り合いになる。そしてそれが、全てのはじまりだった……。コンビニで出会った女性・葉山浮世が、車に乗ったまま踏み切りで立ち往生しているところを救った辻。すぐに警官が駆けつけたが、彼女は……!?

備考 2019年10月 名古屋テレビでドラマ化放映。全10話。

シェア
Check

この漫画のレビュー

8点 とろっちさん

サバイバル・ラブ・サスペンス。

この作者の作品全般は以前から自分の中で「大人のしるし」とも言えるような、大人向けのイメージ。
それをこれだけ面白く読めたということは、 自分も大人になったな、という気がします。 当たり前か。

ダメ女に魅せられ、振り回されて、少しずつ(ただし自分の意志で)人生が狂っていく主人公。
そんな彼が下す決断は、共感できる部分とできない部分とのギリギリのところを常にうまく突いてきて、
先の読めないジェットコースター的な展開に目が離せなくなります。
ほのぼのとした暖かみのある絵で、こんなサバサバしたサスペンスをやられてしまったという
ギャップが、良い方に転がっている作品です。

平穏、無難。 それと相反する苦難、波乱。 生きているという実感。
人は皆そういうものを心の奥底で望んでいるのか、とも思えてしまうほどに研ぎ澄まされた愛憎劇。

「君に野心と、本気があるならばな。」

本気のしるし。
 

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-01-13 01:18:10] [修正:2011-01-13 01:19:08]

本気のしるしと同じ作者の漫画

星里もちるの情報をもっと見る

同年代の漫画

ビッグコミックスペリオールの情報をもっと見る