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7.23点(レビュー数:17人)

作者古谷実

巻数4巻 (完結)

連載誌週刊ヤングマガジン:1997年~ / 講談社

更新時刻 2011-01-12 13:02:03

あらすじ 親ナシ、金ナシ、職もナシ。だけど俺らにゃギャグがある! 『進め! 稲中卓球部』の名匠・古谷実が問いかける、“人生って、何?” ――母が死に、養父に捨てられた兄弟=すぐ夫(14歳)&いく夫(小3)。縁もゆかりもなく上京してみた“根無し草”ブラザーズは、シンナー依存症の辮髪(べんぱつ)孤児・イトキン(たぶん14歳)やイケメン秀才・カズキと、チン妙きわまる居候(いそうろう)暮らしをスタート。その手始めとして、出張ホスト会社「ホワイトペニーズ」をおっ立てるが……!?

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この漫画のレビュー

[ネタバレあり]

愛すべきダメ人間たち!

しょっぱなから、いきなり暗い展開で始まります。
でも、そこは作者お得意のギャグでそういう雰囲気を吹き飛ばしてはいますが
底辺を漂っているのは「稲中」の後半から見受けられる病んだ目でみる人生観。

この後に「グリーンヒル」「ヒズミ」「シガテラ」と続いていく作品も、
人生をテーマにした哲学的ギャグマンガという傾向ですが、
この作品は、独自の濃いギャグと人生というテーマが、他の作品に比べて
非常によいバランスを保っている感じがしました。
個人的にはこの作品以降はテーマ性が強すぎてあまり好きではないのですが、
この作品が面白いと感じる方は、「グリーンヒル」くらいまでは面白く読めるのではないでしょうか?

古谷氏のマンガを読んで、思う教訓は、
「めんどくさいから」で終わってしまうとダメ人間になるということ。
でもこれがなかなか難しい。。。

最終回での「お前がイトキンを殴るな−!」のシーンがベストでした。

◇この作品の個人的価値=全4巻で 400円也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-10-09 22:15:45] [修正:2005-10-09 22:15:45]

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