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6.33点(レビュー数:15人)

作者高橋慶太郎

巻数11巻 (完結)

連載誌月刊サンデーGENE-X:2006年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:41:01

あらすじ 「世界平和のため」殺人兵器を売りさばくうら若き小娘武器商人、ココ・ヘクマティアル。少年兵ヨナをはじめとする、多くの私兵を従えた彼女の周りには、常に鮮血の華が咲き、硝煙のにおいがのぼりたつ……。
雪山にて激しいバトルが行われる中、一方の中華料理店では、陳との会食の最中に、女子トイレにてスケアクロウの仲間・ショコラーデと接触をはかるココ。はたして、その真意とは?

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この漫画のレビュー

[ネタバレあり]

この『ヨルムンガンド』には善が無い。何しろ武器商人なんだから、戦争を引き起こし儲ける現代の巨悪だ。
その中で辛うじて善を求めるのは主人公のヨナだけなんだな。まあヨナは子供だから。単純な解釈しか知らないからなんだよ。
だからココにとっては可愛いんだよ、ヨナが。他のみんなもそう。自分達が汚れた世界に生きるのを知っているから、ああいう眩しいものが愛おしい。
まあ、そのヨナにしてもバンバン人を殺すんだけどな(笑)。
でもそれは自分が悪いのではなく、この世に武器があるからだと思っている。

ガキなわけだが、一つだけ素晴らしいものをもっている。それが恩と縁で生きる、という生き方なんだな。
自分が何者であるのか、自分の役目はなんであるのか。そういうことを全てわかっている者の言葉なんだよ。
あの悪の中に生き、悪の中で崇高なものを求める。それがよく描かれている作品なんだな。
まあ、エンターテインメントだから、所詮は軽いものだから無理に良く見ようとしなくてもいいわけで。ああいうのが好きな人が見れば、それでいいんだよ。

兵器、特に銃器の表現は、古今東西のコミックのなかでも群を抜いていい。作者が相当好きなんだろう。むしろそっちが好きで描いているような感じもあるし。
ゴルゴ何とかのような荒唐無稽のものとは一線を画す作品だな。「マンガ」を楽しむと言うより、趣味人を唸らせる、というものがある。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-08-09 22:55:40] [修正:2019-01-20 17:20:19]

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