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7.5点(レビュー数:2人)

作者西島大介

巻数2巻 (完結)

連載誌描き下ろし:2006年~ / 早川書房

更新時刻 2009-11-25 00:45:21

あらすじ ある日、わたしの分身が現われた。わたしに何の断わりもなく、世界はわたしの居場所を奪った。それでもわたしが「ふざけんな」って言わないのは、あらかじめ、みんなを赦してるから―。『凹村戦争』の西島大介による、書き下ろし長篇コミック全2巻。すべての人におくる果てしない“赦し”の物語、ここに開幕。

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この漫画のレビュー

8点 為亀さん

[ネタバレあり]

全てを赦す、と称して全て諦めてしまうことで自己防衛している主人公に、「全部を赦すとか言っても結局、自分の想像の及ぶ範囲のことしか赦せてないよね。」ってことを、作者がずっと言い続けるような話でした。

冒頭から、全てを赦しているとか理由なんかどうでもいいと言う主人公に作者が、「こんなこと赦してなかった、というか考えてもいなかったでしょ?」「じゃあこれは赦せる?」って感じで問いつづけて、最後の最後にそれまでの全ての出来事の重みを梃子にして「じゃあこれは?」って聞いて主人公を屈服させて、主人公はやっとこさ次のステージへいける。という話。

なんじゃないかなーと思いました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-09-27 19:18:54] [修正:2008-09-27 19:18:54]

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