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4.73点(レビュー数:15人)

作者井上智徳

巻数26巻 (完結)

連載誌月刊ヤングマガジン:2008年~ / 講談社

更新時刻 2012-03-23 15:43:49

あらすじ 時は西暦2036年。東京は原発事故による放射能汚染で封鎖されていた。そんな死都・東京に3人の女子高生が送りこまれた。彼女たちの名は[COPPELION−コッペリオン−]。遺伝子操作によって生まれつき放射能の抗体を持つ陸上自衛隊・第三師団所属の特殊部隊である。

備考 週刊ヤングマガジン(講談社)にて2008年28号から2012年23号まで連載の後、月刊ヤングマガジン(同社)へ移籍して同年6月号から2016年3月号まで連載。2013年TVドラマ化。

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この漫画のレビュー

5点 朔太さん

原子力事故が原因で死の街になってしまった東京を舞台に、
遺伝子操作を受けて放射能抗体を持つ少女たちの活躍の
お話です。
2011年3月11日以前に、このような設定が漫画に持ち
込まれていたということを後で知って、驚愕しました。
国や電力会社の思惑、対応等、まさに予言の書ですね。
この点は高い評価を与えられます。

そして、当初の2巻、3巻までは、彼女らの前に待ち
受ける様々な謎、政治的な闇、東京を巡る世界の思惑、
その大きな流れに奔流される少女たち・・・なんて
話が一体どう展開されるのだろうと期待が一杯に
なりました。

・・・が、そんな話は脇に追いやられて、遺伝子操作を
恨みに思う側の少女たちと正義側少女でバトルを始める
陳腐な展開が始まりました。いわゆる仲間割れの話
じゃないの、というツッコミを入れたくなります。
ネタバレになるのでこれ以上は止めますが、その先も
敵が入れ替わるだけでほとんど同じ展開が繰り
返されます。

長編作品なのでコアなファンがいるのでしょうが、
興味をさらに先送りにしている感じがしました。
誰かしっかりとした編集者にかかれば、政治的にも
SFとしてもトリックサスペンスとしても展開が
期待できたすごい作品になったかもしれないのに、
単純な恨みをベースにしたバトルものに成り下がった
のは勿体ないなあ、と思います。

我慢してきましたが、12巻で撤退致します。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-09-02 05:37:42] [修正:2016-09-02 05:45:27]

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