ホーム > 少年漫画 > 週刊少年ジャンプ > 明稜帝 梧桐勢十郎

4.21点(レビュー数:23人)

作者かずはじめ

巻数10巻 (完結)

連載誌週刊少年ジャンプ:1997年~ / 集英社

更新時刻 2009-11-25 06:28:17

あらすじ 明稜高校へ転校してきたばかりの青木速太は、生徒会役員になるように言われる。向かった先の生徒会室で「明稜帝」と呼ばれ、恐れられている生徒会長の梧桐勢十郎に出会い………。

シェア
Check

この漫画のレビュー

6点 臼井健士さん

結構好きでした。現代風「ガキ大将漫画」とでも言うべきか。

とにかく主人公の強烈なキャラに魅力を負う部分が大。マンモス校を束ねる「生徒会長」はやはり並大抵
の人間には務まらない・・・ということなんですね。

梧桐がすぐに暴力に訴える点は賛否あるでしょう。ただ、彼は強い信念と覚悟を持って生きているのだということは判ります。チャランポランでいい加減のように見えても、それは彼の所謂「テレ隠し」の部分であって、単に彼の体力的な強靭さだけでは学校を束ねていくことは出来ないはずですし、「その強さを恐れているから」だけでは多数の支持を得ていることの説明は付けられない。半屋の回想シーンから判断するに梧桐は小学校時代からすでに何をするにしても皆の中心的存在として自然と認知されていたようです。「カリスマ」性ありと言い換えてもいいかもしれません。

教育実習にやって来たかつての卒業生の大学生に「情熱を持たない人間に指導された人間がまともに立つはずがない」と諭したシーンは正にそのとおりだと思います。梧桐は「情熱あり」なんでしょう。良くも悪くも。

そんな梧桐の過去が作中では明かされることのないままに終了してしまったのが残念。
全10巻・・・・・はいくら何でも短すぎませんか?

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-01-07 00:04:56] [修正:2012-01-07 00:04:56]

明稜帝 梧桐勢十郎と同じ作者の漫画

かずはじめの情報をもっと見る

同年代の漫画

週刊少年ジャンプの情報をもっと見る