この漫画のレビュー
9点 トトさん
殺人を犯し、死刑を待つ男性と、人生に絶望し、三度自殺を繰り返した女性の心の交流を描いた傑作。
早く死ぬことを望んでいた二人が、木曜午前10時から30分間の面会時間を通じ、生きることの意味を取り戻していく・・・。
最後のシーンは佐原ミズの美しい絵と交わって、涙が止まりませんでした。
『殺人現場を目撃した人は死刑制度の存続を・・・
死刑執行現場を見た人は廃止論者へ・・・
人の出す答えには結局エゴが含まれている』
この言葉が全てを表していると思う。
原作は韓国ながらも、取材の成果か日本の死刑制度にしっかりと踏み込んだ作品。
多くの方に読んでもらいたいな。。
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[投稿:2009-01-14 12:56:24] [修正:2009-01-14 12:56:24]