ホーム > 青年漫画 > ヤングアニマル > 当て屋の椿

5.75点(レビュー数:8人)

作者川下寛次

巻数16巻 (連載中)

連載誌ヤングアニマル:2008年~ / 白泉社

更新時刻 2009-11-25 00:46:31

あらすじ 時は江戸時代。巷で起こる数多の事件を、当て屋の椿が次々解決!! 奇想天外、大江戸吉原ミステリー!!

備考 途中から月1連載になった。

シェア
Check

この漫画のレビュー

6点 とろっちさん

江戸の町にて起こる数々の奇妙な事件を「理屈」で解決しようとする「当て屋」の椿と、
基本的に事件に巻き込まれる形で話に絡む絵師・鳳仙を中心とした、探偵物語のような話。

ヤングアニマル掲載だけあって出てくる女性はみんな艶があり肉感的で、エロもグロも多い作品です。
が、江戸時代(吉原周辺)の日常が丁寧に描かれていて、(性風俗ではなく本来の意味での)風俗的に
とても興味深い作品にもなっています。

他の方のレビューにもありますが、個人的にはこの作品はミステリーとは言い難いと思います。
少なくともミステリーとして考えるととてもじゃないですが楽しめないと思います。
基本的に怪奇事件ですし、その原因も物の怪の類の超常現象が主ですので。
江戸を舞台に巻き起こる超常現象に挑むサスペンス、ぐらいの気持ちで読むのがちょうど良いかと。

使い古されていそうなジャンルでありながら斬新な雰囲気で、最初の頃は面白かったですよ。
ただ最近は若干ネタ切れでしょうか、話の質が低下してきているように感じます。
せっかく吉原が舞台の春画絵師という設定がありながら、それはあまり話の根幹には絡んでこなくなり、
エロ場面のためにのみ使われる設定になってしまっていますし。
リアルに江戸を描いている分、どうしても事件のパターンが限定されてしまうのは仕方ないところかも
しれないですが、何とかマンネリ感を打破してほしいと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-09-27 01:11:30] [修正:2011-09-27 01:12:26]

当て屋の椿と同じ作者の漫画

川下寛次の情報をもっと見る

同年代の漫画

ヤングアニマルの情報をもっと見る