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7.8点(レビュー数:5人)

作者武本糸会

原作上橋菜穂子

巻数11巻 (完結)

連載誌月刊少年シリウス:2009年~ / 講談社

更新時刻 2010-01-12 16:15:42

あらすじ 母が指笛を吹いた時、彼女の運命が始まった?! エリンは、獣ノ医術師である母・ソヨンと暮らす好奇心おう盛な十歳の少女。だがある日、母が世話している戦闘用の獣・闘蛇が全て死んでしまった!母はその責任を問われ、裁きにかけられることになるが?。

備考 同名の児童文学を漫画化した物。

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この漫画のレビュー

7点 gundam22vさん

NHKでアニメ化もされたファンタジー小説をコミカライズした作品。骨太な世界観があり、良い意味で原作者、主人公エリンはじめ物語の軸にいる重要人物に女性が多い珍しさ、それを活かした掘り下げや心理描写。ちゃんと表現出来ているんだなと感じるだけの画力(原作挿絵担当者が本作作画も担当。男性読者でも馴染み易い画風。アニメもチラ見したことがあるが、漫画版の方が原作雰囲気はしっかり出せているのではと思う)。タイトルにピッタリで本来終わらせる予定だったらしいところまではしっかり漫画化されており(アニメもこの辺まで)、そのラストシーンは強い感動があります(特にエリンの独白にはグッと来るものが。痛いシーン含め過程があったからこそ)。ただ原作もそうらしいですが(続編が作られた一因)、ここで終わるとキャラと世界のその後などエピローグがどうしても欠けている印象が否めません。惜しく感じるし、結局その先も調べてしまうほど。漫画として考えると欠点なのは否めなかったですね。もう少し漫画では原作の先があるだけに、それに沿うエピローグ的なのを付けて一区切りとした方が良かったと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-12-02 20:08:11] [修正:2016-12-02 20:08:11]

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