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8.5点(レビュー数:2人)

作者萩尾望都

原作ジャン・コクトー

巻数1巻 (完結)

連載誌Seventeen:1979年~ / 小学館

更新時刻 2011-01-14 01:59:25

あらすじ 第一次大戦直後のパリの街角。エリザベートとポールの姉弟にとって、その部屋は夢幻の王国だった。宝物遊び、夢遊び。無軌道な子どもたちいの永遠に似た混沌。だが、思春期の情熱がまどろみを破り外の世界があらわれた時、すでに悲劇は約束されていたのだった…。ジャン・コクトーの小説詩をもとに子どもたちの純粋で危険な世界を描き出す、萩尾望都のアンファン・テリブル!

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この漫画のレビュー

10点 そのばしのぎさん

詩人ジャン・コクトーの名作小説を萩尾望都が漫画化。
コクトーは詩も良いが、絵を描けばピカソも褒める位うまかったし、「詩人の血」「オルフェ」なんて映画も残している。
ちなみに原作の「恐るべき子供たち」は1950年にジャン=ピエール・メルヴィルにより映画化されている。

憧れのダルジュロスに石の入った雪玉をぶつけられ倒れるポール。
姉弟二人の世界を壊されたくないエリザベート。毒薬ごっこの決着をつけなければならなかった。
それにしてもポールが夢の中でエビに襲われるシーンなどは、この漫画のためにコクトーが書いたのではないかと思える位に妙にマッチしている。
原作が別にもかかわらず、実に萩尾望都らしい漫画になっている。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-18 08:32:59] [修正:2010-09-18 08:32:59]

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