「そのばしのぎ」さんのページ

総レビュー数: 194レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年09月04日

中高校生の夏休みの宿題、日本文学の読書感想文と言えば、武者小路実篤の「友情」、三島由紀夫の「潮騒」、他に漱石だとかいろいろあるけれど、
ランキングで必ず1位に上がるのが太宰治の「人間失格」。

それが私には理解できない。確かに太宰治は面白いけど、
これって万人受けしてランキング上位に来るような質の物だろうか?
こういう作品が好きだという人ばかりうじゃうじゃいたら、気持ちが悪くて仕方ないと思うのだが。
批判する人の多い作品だというのも納得がいきます。

そんな「人間失格」の現代バージョン。
落合尚之の「罪と罰」は国や時代をアレンジしたせいで妙に違和感を感じたけど、このインターネットの出てくる現代の人間失格は自然で良かった。
クセのある絵柄も黒くて良かったです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-09-23 19:11:39] [修正:2011-09-24 14:24:56] [このレビューのURL]

このマンガを読む位なら、「24人のビリー・ミリガン」や「羊たちの沈黙」あたりを読んだ方が良いのでは?
原作者が残酷描写に大層な理由をつけてますが、結局はただの中二病マンガ。
解離性同一性障害をあたかも変身ヒーローのように扱うのはいかがなものか。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-09-23 07:03:22] [修正:2011-09-23 13:33:32] [このレビューのURL]

タイトルのとおり和田誠の映画評論「お楽しみはこれからだ」の漫画版パロディ。
こういったレビューサイトでもそうですが、作品を知らない人に見所を解説し、「面白そうだな、読んでみようかな」と思わせる文章を書くのは非常に難しい事です。
ただし、それは文章力・表現力の問題のみにとどまらず、漫画というメディアの特性による部分も大きいと思います。

実際にこの本で取り上げられている漫画で印象に残っている物は、リアルタイムで読んだ物か古典作品。
「あんみつ姫」などのような、手塚治虫以前の黎明期の漫画を引っ張り出される分には問題ありませんが、それ以降の微妙な漫画を持ち出されても読める機会がないんですね。
そういった意味で、みなもと太郎氏と同じ時代を生きた人間でないと共感できない部分は多いのではないだろうか?と思えます。
BS漫画夜話などは結構続いたのはチョイスが良いのか、時代の移り変わりのせいか。

実はこの本を読んで一番印象に残っていたのが吾妻ひでおの「やけくそ天使」を取り上げながらも思い切り脱線しまくっていたダニエル・キースの「アルジャーノンに花束を」の話題。
吾妻ひでおも漫画も関係ないじゃん、とツッコミたくなる。
漫画は時代と共に消えるけど、小説や映画の名作は残ると言う事でしょうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-21 01:13:08] [修正:2011-09-21 01:13:08] [このレビューのURL]

すみません。作者の作品は知名度の高い「みなみけ」も未読だったのですが、真っ白な背景、顔のアップのみで変化のない構図、そんな設定が必要だったのだろうか?と思えるストーリー展開。
おそらくそういった部分がこの作者の持ち味だとは思うのですが、
入り込めない人はとことん受け付けない漫画だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-19 23:19:45] [修正:2011-09-19 23:19:45] [このレビューのURL]

youtubeなどを見ていて思いだしたのだけど、色んなミュージシャンがカバーしているアニメ版のED曲、ちのはじめの「やつらの足音のバラード」
作詞は作者の園山俊二、作曲がムッシュかまやつ。
天地創造・人類創生がモチーフですが、なかなか味わいのある曲です。

ヒッピームーブメントの時代だったからか、そういった主題歌にしろ漫画にしろ、自然回帰といった色合いが強く出ています。
アメリカでもハンナ・バーベラのフリントストーンのアニメが1960年から放送されていますね。

余談ですがPHSが出た頃からずっと携帯の類を使い続けてきましたけど、今年の頭に解約しました。最初は便利だったんですけどね。夜の8時9時に職場から「急な仕事入ったからもう一度出勤してくれ」なんて連絡が入るようになり段々おかしい方向に進んでしまいました。
無けりゃ無いで何とかなる物です。

似たような話で、最近何かと話題が多いのがツイッター。昔からネットを使ってる人は決してツイッターなんてやりませんよね。よく炎上なんて騒ぎになってるけど、うかつに垂れ流せばトラブルになるのは最初からわかりきった事。
一見便利に思える技術が人間を束縛する結果になってしまう。
皮肉な物です。だからちょっとこんな世界に憧れるのかもしれない。

ギャートルズと言えばマンモスのお肉やサル酒。
漫画で見るとすごくおいしそうに見えるんですよね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-19 17:43:11] [修正:2011-09-19 17:43:11] [このレビューのURL]

まず前半。ラヴクラフト路線でしょうか。毎回異形の魔物の暗躍する読み切りとなっています。しかしながら、それまでの氏のショートショートと比べると、週刊ペースになったせいかキレが悪いです。

九段先生の登場でスラップスティック要素も加わり、肩の力が抜けて勢いがついた感じがします。結局内容は夢幻紳士番外編ですが。
八千華の転校して来た一日を何週にも渡って続けたり、同じ一日の出来事なのに毎週主人公が変わったりなど、この辺のセンスは高橋葉介氏ならでは。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-19 16:17:09] [修正:2011-09-19 16:17:09] [このレビューのURL]

なぜか原作2作目からで、登場人物の相関関係などが一切説明されておらず、訳がわかりません。
また、漫画のせいではありませんが、アリスとナルミの構図がGOSICKと類似しており「またか」という気が。

そして気にかかるのが、暴力団?やくざ?四代目との馴れ合いを余りにも安直に描いている部分。

推理と言うより・・・結局何がやりたいのでしょうね?この物語は。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-19 13:32:29] [修正:2011-09-19 13:32:29] [このレビューのURL]

「モテキ」が肌に合わず、この作者の漫画は今後読まないだろうなぁ・・・と思っていたのですが、評価を見誤っておりました。
「アゲイン」というと楳図かずおの作品を思い出します。あれはまことちゃんのおじいさんが若返る話でしたが、こちらは主人公がタイムスリップして高校生活をやり直す話。

タイムスリップ物と言えばありがちですが、異色なのは一人ではなく、本来関わりのなかった2人が一緒に時間を巻き戻ってしまった事。リア充だった筈のアキは段々と孤立していき、3年間ひとりぼっちだった筈の金ちゃんは逆にリア充に。
そして金ちゃんの吐く決め台詞がいちいち身も蓋もなくて笑えます。
しかしまぁ、3.3.7ビョーシもそうでしたが作者は応援団に思い入れがあるのでしょうか?

現時点でまだ1巻、連載でもう少し先まで読んでいますが、今後どういう展開になるかは楽しみです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-19 12:55:22] [修正:2011-09-19 12:55:22] [このレビューのURL]

似たような評価の方が多いようですが、私も第一部は文句なしに評価しますが、第二部はちょっと・・・と思いました。

第一部をあの時点で切って、10年進める。その展開自体は良かったと思うのですが、すぐにまた中学生時代の回想に戻ったり、コウキの額の傷のエピソードが未消化だったりと、どうも後付け感が漂います。
あと、ラストに明かされる血縁の謎ですが、最初の方を読み直してもダイキチがそれに気づいている様には取れない。
二部はあの展開でもいいのだけど乱雑で物語としての説得力に欠けるかな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-11 23:01:40] [修正:2011-09-11 23:01:40] [このレビューのURL]

原作とは設定も変わっているようで違うのでしょうが、雰囲気的に昔の眉村卓、豊田有恒、筒井康隆あたりのジュブナイルSFの香りがして、なるほどNHK好みの作品かな?とは思います。

しかし脈絡なさすぎというか、テレパシー少女なんて言いながらご都合主義的にいきなり念動力発動するし、漫画的表現で猿と会話する描写があっても何ら違和感はないのに、それが能力の発動だったとかいろいろつっこみたくなる所も多いです。
元々小学生向けの作品であれば仕方がないかなという気もしますが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-04 23:49:44] [修正:2011-09-04 23:49:44] [このレビューのURL]

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