「そのばしのぎ」さんのページ

総レビュー数: 194レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年09月04日

序盤の展開が残酷すぎて読むのが辛い漫画です。
連載当時は痛々しすぎて読むのを止めてしまった。
お父さんが単身赴任から帰ってくると、家族がみんな壊れている。
家族の絆を再生しようと奮闘するお父さん、ただひたすら空回り。
見事に現代の家族や社会を象徴する内容となっている。

性描写・暴力描写がある以前に、精神的に来る内容なので、
無理して読む必要はないと思うけど、
機会があれば読んでみる価値はある漫画だと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-31 08:10:40] [修正:2010-10-31 08:10:40] [このレビューのURL]

実際に妹がいると、まずタイトルで敬遠する漫画だと思うが、
アニメ化ついでに原作ともども読んでみたら意外と普通に読めた。

ただ、原作一巻分、漫画だとタイトルの台詞が出てくる2巻まで一気に読まないと、桐乃のオタクとしての半端なさ、行動の傍若無人ぶりは鬱陶しい事仕方ない。
もちろんそれがあるからこそ、このタイトルが活きるのだと思うが。
やはり単行本などである程度まとめ読みした方が良いと思う。

絵は何も原作通りでなくても構わないと思っているが、
この作者の描く女の子の顔がどれも犬などの動物顔に見えて仕方ない。
そこは少し残念。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-31 07:06:36] [修正:2010-10-31 07:06:36] [このレビューのURL]

同作者の3作品を続けて読んでみたのだが、一番読みやすい作品ではある。
ちさ×ポンのように「そんな都合の良い男いねーよ」という主人公ではないし、不幸に酔ったうざったいヒロインでもない。

ただ、主人公は既に「ご隠居様」と言うような性格じゃないし、
何で島津じゃだめなんだ?
ツッチーがイケメン?理想の男性像?
矢治が怒る理由、全然意味わからないし。
などなど、キャラクターの性格づけは結構いい加減な印象も受ける。

それに加えてまたここから新キャラ登場?
ちょっとグダグダ入ってる気がする。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-31 06:38:08] [修正:2010-10-31 06:38:08] [このレビューのURL]

青年誌でヒロインが第三者にレイプされる展開を好む男性読者はまずいないと思います。
中には寝取られ属性という性癖を持っている人もいるでしょうが、極めて少数派ではないでしょうか。

無防備に自分から他の男の家に押しかけ、睡眠薬飲まされレイプされ、自暴自棄になって街中で援助交際。
加害者を許してその後も馴れ合い。
それに対する主人公「俺の千砂ちゃんはやっぱ優しい」・・・男性視点では絶対に出てこない台詞ですね。
2人がトラウマを乗り越えるというより、ひたすらヒロインの行動を正当化するのに展開は割かれている。

画力などは申し分ないし、レディースコミックとしては評価できるのだろう。
その手の漫画を読まないので強く語れないが、おそらくこの漫画はそういった場で発表されるべき内容で、一般誌で読んでもただの欝展開に過ぎない。

男女の発想の違いを感じるには面白い作品かもしれない。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2010-10-31 06:02:43] [修正:2010-10-31 06:02:43] [このレビューのURL]

昔は好きでしたけどね。
今思い起こすと、「元暴走族」と「セックス」がカッコイイと思えた、恥ずかしい中二病全開の漫画だった気がする。

とは言え、独特のタッチと2頭身・8頭身の使い分け、ルビの振り方など当時はかなり斬新だった。

余談だけど、当時は「たがみが雪女を描くと掲載誌が廃刊になる」というジンクスが話題になった。偶然にしてはできすぎなのでつい笑ってしまった。そんな風に掲載誌に恵まれなかった作者だったが軽シンは長く続いたよね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-31 05:58:23] [修正:2010-10-31 05:58:23] [このレビューのURL]

4点 B-SHOCK

赤の他人と枷が嵌められるという設定と、
一定距離以上離れると死んでしまう生活を描いたのは面白い。

しかし連載打ち切りだったのだろうか?
教授がなぜB-SHOCKなんて物を作り、何の為に主人公達につけたのか。
何を研究していたのか、なぜ2人をゼミのメンバーとして選んだのか。
全く謎のまま終了している。

ファンタジー路線で始めていれば理由も要らなかっただろうが、
リアル路線で展開するならオチはつけて欲しかった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-30 17:14:27] [修正:2010-10-30 17:14:27] [このレビューのURL]

宮沢賢治の童話は目にする機会も多く、誰でもひとつふたつは読んでいるだろうが、自分もさすがに全編読破まではしておらず、読んだのは数編に限られる。
グスコーブドリの伝記もこの漫画で初めて読んだ。
飢饉による貧しい生活と自然に翻弄されながらも生きて立ち直っていく物語。
宮沢賢治とグリムは大人のための童話とよく言われる。結構残酷でもある。
しかしながら他のシリーズ作品と同様に、登場人物を猫に置き換える手法により、人間の泥臭い悲惨さを出さず、透明感のある無国籍な世界となっている。
温故知新とはこういう作品を指すのではないだろうか。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-10-15 21:25:49] [修正:2010-10-15 21:30:19] [このレビューのURL]

タイトルに「どこがやねん」とツッコミを入れたくなるような充実した学生生活を送ってる。
エア友達のトモちゃんが見えている辺りはマンガならではの表現。
入れるクラブがないから新しく作ればいい・・・どこぞで読んだような展開。
ただこの手のラノベ原作にありがちな、元のオタクネタを知らないと笑えないギャグ、という要素はないので読みやすいのではないかと思う。
「友達が少ない=悪い事」という風潮はどうかと思う、云々というのはなかなかシニカルな名言だと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-14 22:15:01] [修正:2010-10-14 22:15:01] [このレビューのURL]

親戚の家を借りての高校生活。下宿人としてやってきたのは同級生の女の子だった。
・・・という、現在では非常にありふれたベタな展開。
おそらくこの作品が原点だったのではないかと思う。
その設定のせいか、当時は話題作でドラマなどにもなった筈だが、ボクシングの試合のあたりで読むのをやめてしまった。方向性が今ひとつわかりづらかった。
昔の柳沢きみお作品の中ではあまり好きじゃない作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-14 21:57:09] [修正:2010-10-14 21:57:09] [このレビューのURL]

連載開始の少し前、2000年頃といえばWebもまだ黎明期。企業もIT化が広がりつつあった時代なのですが、この頃は職場でパソコンを使えるというだけでオタク扱いされていました。
今思い起こすと、単に時代の変化について来れなかった人達が、レッテル貼りをして自我を保っていたのでしょう。

昔は、そうやって特定の分野に関して深い知識を持つ人までも総じてオタクと言われた物ですが、この漫画ではもっと狭義のオタク、アニメや漫画の世界に魅了された人達が主人公です。
しかしながら、100件以上の漫画レビューなど書いておきながら言うのも何ですが、正直この世界には共感が持てない。
仮に舞台設定が映画マニアや音楽マニアのサークルだったとしても、同じ印象を持ったと思う。
既成のコンテンツを消費する事に一生懸命になっても流されているようにしか思えないのです。
この辺が合わない人には読むのが辛い漫画ではないかと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-12 21:58:24] [修正:2010-10-12 21:58:24] [このレビューのURL]