「そのばしのぎ」さんのページ

総レビュー数: 194レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年09月04日

youtubeなどを見ていて思いだしたのだけど、色んなミュージシャンがカバーしているアニメ版のED曲、ちのはじめの「やつらの足音のバラード」
作詞は作者の園山俊二、作曲がムッシュかまやつ。
天地創造・人類創生がモチーフですが、なかなか味わいのある曲です。

ヒッピームーブメントの時代だったからか、そういった主題歌にしろ漫画にしろ、自然回帰といった色合いが強く出ています。
アメリカでもハンナ・バーベラのフリントストーンのアニメが1960年から放送されていますね。

余談ですがPHSが出た頃からずっと携帯の類を使い続けてきましたけど、今年の頭に解約しました。最初は便利だったんですけどね。夜の8時9時に職場から「急な仕事入ったからもう一度出勤してくれ」なんて連絡が入るようになり段々おかしい方向に進んでしまいました。
無けりゃ無いで何とかなる物です。

似たような話で、最近何かと話題が多いのがツイッター。昔からネットを使ってる人は決してツイッターなんてやりませんよね。よく炎上なんて騒ぎになってるけど、うかつに垂れ流せばトラブルになるのは最初からわかりきった事。
一見便利に思える技術が人間を束縛する結果になってしまう。
皮肉な物です。だからちょっとこんな世界に憧れるのかもしれない。

ギャートルズと言えばマンモスのお肉やサル酒。
漫画で見るとすごくおいしそうに見えるんですよね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-19 17:43:11] [修正:2011-09-19 17:43:11] [このレビューのURL]

「モテキ」が肌に合わず、この作者の漫画は今後読まないだろうなぁ・・・と思っていたのですが、評価を見誤っておりました。
「アゲイン」というと楳図かずおの作品を思い出します。あれはまことちゃんのおじいさんが若返る話でしたが、こちらは主人公がタイムスリップして高校生活をやり直す話。

タイムスリップ物と言えばありがちですが、異色なのは一人ではなく、本来関わりのなかった2人が一緒に時間を巻き戻ってしまった事。リア充だった筈のアキは段々と孤立していき、3年間ひとりぼっちだった筈の金ちゃんは逆にリア充に。
そして金ちゃんの吐く決め台詞がいちいち身も蓋もなくて笑えます。
しかしまぁ、3.3.7ビョーシもそうでしたが作者は応援団に思い入れがあるのでしょうか?

現時点でまだ1巻、連載でもう少し先まで読んでいますが、今後どういう展開になるかは楽しみです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-19 12:55:22] [修正:2011-09-19 12:55:22] [このレビューのURL]

今になって考えると昭和の日本人の死生観がよく現れた漫画だと思います。
映画「リング」が海外で評価されて、ジャパニーズホラーというジャンルが確立されました。
幽霊・妖精大国のイギリスを除き、特にキリスト教の影響の強い国では心霊の存在は教義に背く物として否定されています。
そういった国々では心霊現象は全て悪魔の所業という事になります。
今の漫画で言えば「青の祓魔師」のような世界観の方が海外では馴染みやすいのかもしれません。

しかしながら、無信仰な日本人の一人として、幽霊を信じるか?という問いにはまだ夏の怪談や話のネタにもなりますが、キリスト教の悪魔の存在を信じるかと問われれば、サンタクロース以上に架空の存在としか思えないのです。
逆の立場で考えれば、限られた国でしか見られない怪異とは何とも胡散臭い話でありますが。

日本でこういった風土を生み出した背景には源氏物語、雨月物語や東海道四谷怪談という日本古来の文芸の影響もあるのでしょう。
その分、アメリカなどでは歴史が浅い為、グレイやらチュパカブラといったようにロマンはいつも宇宙や科学に向けられています。

漫画の内容ですが、明日の出来事を教えてくれる新聞、なかなか今でも斬新なアイデアではないでしょうか。
「キガタガキタ!」は読んでませんが、続編として出された「恐怖新聞II」「恐怖新聞 平成版」はちょっといただけない感じでした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-04 22:53:44] [修正:2011-09-04 22:53:44] [このレビューのURL]

その昔ドラマ化され、主演の現千葉県知事の代名詞ともなった原作漫画。

兄が教師として勤める青葉高校に転校してきた弘二。
元々女子高であった為、男子の数は少なく虐げられ、何かと肩身の狭い思いをしていた。
男子復権の為に弘二は剣道部を立ち上げる。

・・・と、今となってはベタすぎるストーリーですが、学園物につきものの変な要素が入らない分、今でも普通に面白いのではないかと思います。
向かい合わせの窓がヒロインの部屋だったりするのは、この辺がルーツでしょうか。

終盤で弘二が操に将来の夢を語るのですが、その職業というのが建築技師。
妙にリアル。今の学園物で進路と言えば医者・教師・弁護士と判で押したように同じ回答しか出てこない気がする。
今は漫画家の引き出しも少なくなってるのかなぁ、などと感じた。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-04 18:33:14] [修正:2011-09-04 18:33:14] [このレビューのURL]

少年誌の恋愛漫画という事で、何気に読んでみたら結構面白かったのですが、人気はないのですね。
ネットで検索してみて作者のブログ炎上騒ぎなど知ったのですが、なるほど評判が悪いのは中野純子の「ちさ×ポン」と同様の理由でしたか。
ちさ×ポンはヒロインの行動の正当化に拒否反応を起こしましたけど。

ただ、単行本で読む分には意識しませんが、少年誌に掲載されているという事を考えると、どうなんだろう?と思う部分は多いですね。
青年誌であれば問題にはなってなかったのではないかと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-04 17:48:20] [修正:2011-09-04 17:48:20] [このレビューのURL]

6点 LIAR GAME

押し貸しという闇金融の手口、ネガティブオプションという悪徳商法は現実の社会でも行われており、こういった方法で結ばれた契約が無効とされるのは社会人として常識。
序盤の舞台設定は子供だましくらいの説得力しかありません。

ただこのマンガの見所は少数決以降の数字のからんだゲームにあります。

よく比較対象されているカイジは登場人物の心理的な葛藤を中心に物語が進められます。たとえば他のプレイヤーと協力関係が築けるか、否か。話の展開は結局の所、作者の匙加減ひとつでどうにでもなります。

ライアーゲームではそういった心理描写に薄い反面、ゲームのルールに論理で挑みます。
やってる事は「正直村とうそつき村」のようななぞなぞや「汝は人狼なりや?」のようなパーティゲームですね。

最近、ミステリ的な漫画をいくつか読みましたが、がっかりする内容ばかりでしたので、この位論理的な物は新鮮でした。
絵はまだ拙い部分もあるし物語としてはチャチな所もあり、読む人を選ぶとは思いますが、なかなか独創的な内容だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-04 02:15:19] [修正:2011-09-04 02:15:19] [このレビューのURL]

作品自体は悪くなく、普通に楽しめる漫画だろう。

ただ以前は何だか妙な既視感があったのだけど、思い起こすと後半の展開の仕方など同じ少年サンデーに連載されていた細野不二彦の「さすがの猿飛」とそっくりなんですよね。じいさんの名前はどちらも八宝斎だったりするし。
あちらのレビューに書かれている人がいらっしゃいますが、「さすがの猿飛」も当時はかなり人気があった筈ですが、完全に高橋留美子に食われた形になってしまったのではないだろうか。

そんな既視感と前作「うる星やつら」の設定や不条理さのインパクトの高さの反動で、らんまの評価は低目になってしまうかもしれない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-01-08 02:58:39] [修正:2011-01-08 02:58:39] [このレビューのURL]

「戦争論」以降は読まなくなった。
小林氏の思想に同意できる・できないの観点ではなく、
単純にマンガとして面白くなくなったと感じたから。

オウム真理教信者について「こいつらはわしのおぼっちゃま君や東大通を読んでないから、実際に自分の常識から外れた存在である麻原彰晃に疑いも持たず傾倒するんだ」といった旨の主張をしています。
こういった部分は本当に真理をついていると思う。

しかしながら、これはそのままこのゴーマニズム宣言にも当てはまる。
他に例のないスタイルで展開されるこの漫画。少年誌などの連載漫画しか知らない者が読むとちょっとしたカルチャーショックかもしれない。

だからといって小林氏の描く事を鵜呑みにする事はまた問題だと思います。
いろんな事に疑問を持ちながら読むのが良いのではないだろうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-12 13:16:49] [修正:2010-11-14 04:20:08] [このレビューのURL]

身に覚えがあるとただのフィクションとは思えない話。
ただし同人の世界に共感できず、首をかしげる箇所もいくつか。
遥と姉の確執など、どうでも良い話を変にプライドで持ち上げているようにしか見えない。
あまり「おたく」を正当化するのも考え物。
マンガ・アニメに限らず、どんな趣味・娯楽でも限度を越えると新興宗教に入って買わされる壷と何ら変わりはない。本来おたくという物が嫌われていたのは、自分の価値観だけに囚われてしまっていたからではないだろうか。
趣味を正当化する事ではなく、現在背負っている家族・絆といった物を正面から見つめる事で、この話は成り立つのだと思う。

序盤の叶が風邪を引く話はせめて単行本化の際にもっと手前の話数で収録すべきだった。親子関係があそこまで構築されての耕太の失敗は、失敗というより人として大丈夫か?というレベルに思える。

めぞん一刻はそう好きな訳でもないですが、ここまでオマージュしているのには笑えました。

余談ですが、2000年に岸谷五朗主演で「神様のいたずら」というドラマをやっておりました。
この漫画と同じくうだつの上がらないダメ男の元に突如、娘だと名乗る女の子が現れるという話です。
そのドラマでは、主人公は安月給とはいえ一応はサラリーマン。
愉快な下宿人達も出てきませんでしたが、なかなか面白かった。あれビデオ化してくれないかなぁ。
この漫画もあぁいったドラマでやれば結構面白いのではないだろうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-05 02:34:11] [修正:2010-11-14 04:00:53] [このレビューのURL]

殺人など事件の起きないミステリ形式学園SF。
主人公以外の人間は全て特殊な目を持っており、嘘を見抜く、危険を察知するといった特殊な能力をそれぞれひとつ持っている。
そんなルールの上で、学園内で起きる出来事・謎を解決していく。

描き手によってはすぐインフレ化してしまう設定だが、
地道に展開しており、読ませる作品となっている。
1巻巻末にてオイロケ・ゼロを宣言しており、正統派の漫画として頑張っているのではなかろうか。
アイデアがどこまで続くのか楽しみである。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-07 13:08:41] [修正:2010-11-07 13:09:39] [このレビューのURL]

<<前の10件
1234