ホーム > 不明 > 描き下ろし > グスコーブドリの伝記―猫の事務所・どんぐりと山猫

10点(レビュー数:1人)

作者ますむらひろし

原作宮沢賢治

巻数2巻 (完結)

連載誌描き下ろし:1983年~ / 朝日ソノラマ

更新時刻 2010-10-03 05:40:04

あらすじ 壮大な宇宙観、人間への限りない愛。詩情豊かな賢治の世界を、ネコのキャラクターで忠実にコミック化!!

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グスコーブドリの伝記―猫の事務所・どんぐりと山猫 のレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

10点 そのばしのぎさん

宮沢賢治の童話は目にする機会も多く、誰でもひとつふたつは読んでいるだろうが、自分もさすがに全編読破まではしておらず、読んだのは数編に限られる。
グスコーブドリの伝記もこの漫画で初めて読んだ。
飢饉による貧しい生活と自然に翻弄されながらも生きて立ち直っていく物語。
宮沢賢治とグリムは大人のための童話とよく言われる。結構残酷でもある。
しかしながら他のシリーズ作品と同様に、登場人物を猫に置き換える手法により、人間の泥臭い悲惨さを出さず、透明感のある無国籍な世界となっている。
温故知新とはこういう作品を指すのではないだろうか。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-10-15 21:25:49] [修正:2010-10-15 21:30:19] [このレビューのURL]


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