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7.34点(レビュー数:23人)

作者ハロルド作石

巻数12巻 (完結)

連載誌週刊ヤングマガジン:1996年~ / 講談社

更新時刻 2011-01-12 13:01:36

あらすじ 160km/hの剛速球を持つ左腕、毒島大広はプロ野球を目指すも、素行不良から野球部にすら入れてもらえず、高校も退学になる。
しかし風来坊スカウトの木暮に見出され、パ・リーグのお荷物球団、京浜アスレチックスに入団。シーズン60セーブとリーグ制覇をぶち上げるが…。

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この漫画のレビュー

8点 souldriverさん

数多くのパロディーやオマージュが込められており、作者の野球に対する愛がひしひしと感じられるとともに、少しマニアックな内容になってしまっている印象は否めない。
まあマニアックなのはハロルド先生のお家芸なので…。

ストーリー自体はある弱小球団の快(怪)進撃といった単純明快なエンターテイメントで、野球に詳しくなくても十分楽しめる。
スポーツものに伝統的に見られる超常現象じみた展開は極力抑えられており、挫折と苦労と努力の末に主人公たちが成長していく様子には現実感が感じられ、とても親近感が持てた。
躍動感のある絵柄や効果音にもこだわりが感じられ、作者ならではの味がよく出ている。
また見せ場の作り方がとても上手く、苦労してきた選手が開花するような場面は、線の強い絵の迫力も相まって爽快感に溢れている。特に最終日のあの人の活躍は鳥肌もの!

個人的に今までで最高の野球漫画。プロ野球好き、特にパ・リーグ好きなら間違いなく楽しめる。
噂では松坂大輔も愛読してたとか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-06-21 07:41:15] [修正:2007-06-21 07:41:15]

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