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7.34点(レビュー数:23人)

作者ハロルド作石

巻数12巻 (完結)

連載誌週刊ヤングマガジン:1996年~ / 講談社

更新時刻 2011-01-12 13:01:36

あらすじ 160km/hの剛速球を持つ左腕、毒島大広はプロ野球を目指すも、素行不良から野球部にすら入れてもらえず、高校も退学になる。
しかし風来坊スカウトの木暮に見出され、パ・リーグのお荷物球団、京浜アスレチックスに入団。シーズン60セーブとリーグ制覇をぶち上げるが…。

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この漫画のレビュー

9点 cardiacさん

BECKでもそうだけど、この作家は自分の好きな世界に対するリスペクトを持ちつつ、さらにフィクションである漫画に夢とドラマを持たせて描く力に長けた作家だと思う。シリアスさとコミカルな部分の描き分けのバランスもいい。

この作品には80〜90年代の古き良きパリーグに対する愛情を感じさせるエッセンスが満載で、周囲の人々と楽しみを共有できなかったパリーグファンなら、思わずにやりとしてしまうだろう。もし読者がスタンドに閑古鳥の鳴く80-90年代パリーグの悲哀を知っていれば、この作品は猛烈に感情移入のできるカルト的作品となりえるだろう。

ラストが作者の諸事情によって無理やり終わらせてしまったところが残念ではあるが、それを差し引いても、バカバカしいほどに熱くてなおかつ、少々ルーズで武骨な漢たちを描いた本作の魅力は失われていない。続編が読みたい作品の一つ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-12-13 02:47:02] [修正:2007-12-13 02:47:02]

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