8.5点(レビュー数:2人)
作者滝沢ひろゆき
原作監修: 石ノ森章太郎
巻数1巻 (完結)
連載誌描き下ろし:1990年~ / スクウェア・エニックス
更新時刻 2010-11-29 01:20:20
あらすじ
日本を代表するゲームソフト、「ドラゴンクエスト」。
その開発スタッフである堀井雄二、中村光一、すぎやまこういち、鳥山明らの奇跡的な出会い、そして若干の脚色を交えながらも開発までの経緯にスポットを当て、巨匠・石ノ森章太郎の手を経て描かれた傑作ドキュメント。
備考
書き下ろし作品。オリジナル版は現在絶版。
作画担当の滝沢ひろゆきは石森プロ所属。
オリジナル版の時点ではエニックスに出版のノウハウがなかったため、週刊少年ジャンプ編集部と小学館プロダクションが編集・協力している。
この漫画のレビュー
8点 臼井健士さん
人気ゲーム「ドラゴンクエスト」の初作が誕生するまでの秘話。
ファミコン黎明期に初のRPG作品として発売されたドラクエは後のRPG作品に絶大な影響を与えた。
発売元のエニックスに「堀井ゆうじ」「中村光一」「すぎやまこういち」らの才能が結集され、多くの試行錯誤の末にシリーズ化される大ヒットに繋がっていくのだった。
伊豆大島への旅行がドラクエの世界観の構築に繋がったりだとか、
ゲーム音楽に作曲家のすぎやまこういち先生を起用するのは当初は反対意見が多かったとか、後半の展開が単調なので、完成間近の段階でモンスタープログラミングを全部組み直したとか、制作側の苦労が語られている。
「面白いゲームを世に送り出したい」という志がゲーム史上に大きな金字塔を打ち立てたのだと知れます。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-12-11 18:41:33] [修正:2010-12-11 18:41:33]