ホーム > 青年漫画 > ジャンプスクエア > 曇天・プリズム・ソーラーカー

5.25点(レビュー数:4人)

作者村田雄介

原作太田垣康男

巻数2巻 (完結)

連載誌ジャンプスクエア:2010年~ / 集英社

更新時刻 2011-06-02 15:36:10

あらすじ 大学進学の資金の為、叔父の工場で働く金田翔太。そんな翔太のもとに、4人の大学生が訪れた。彼等はソーラーカーを作り、鈴鹿での大会出場を目指している。彼等に協力を求められる翔太だが…。青春をソーラーカーに懸ける若者達の未来とは!?

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この漫画のレビュー

7点 gundam22vさん

[ネタバレあり]

世にも珍しいソーラーカー漫画。この題材への関心は震災から原発云々もあり、現在の方がさらに高まっているのは読む価値をあげているかと。絵は「アイシールド」から相変わらず上手いですね。地味な物語を魅せるものにしています。
最初主人公の説明をナレーションでダラダラとやっている時は不安になりましたが、次第に引き込まれて行きました。

特に主人公とヒロインの関係が自動車事故の被害者、加害者と分かってからが本番でドラマ性と中核が出来たと思います。「アイシールド」にいた一部灰汁があって不愉快な人物が居ないことは好感が持てますし、青春的な雰囲気が高まりました。テンポが良く曇天プリズムというタイトルにもピッタリと符号する展開には地味に驚いたり。地味なんですけど相当に計算された手堅い良作だったかと。

欲を言えばソーラーカーの魅力は感じましたが、もっと薀蓄が豊富でも良かったなというところですかね。エピローグも写真だけでちょっとあっさり気味でした。しかし全2、3巻漫画では間違いなくおすすめ出来る作品です。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2015-10-24 08:51:30] [修正:2015-10-25 09:43:01]

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