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7.5点(レビュー数:2人)

作者イーサン・ヴァン・スカイバー

原作ジェフ・ジョーンズ

巻数1巻 (完結)

連載誌DC Comics:2004年~ / ヴィレッジブックス

更新時刻 2011-09-02 20:39:56

あらすじ 最高のグリーンランタンと評されながら、怒りに駆られ、冥府へと堕ちた男、ハル・ジョーダン。だが今、驚愕の真相と共に、彼の苦悩と贖罪の旅は旅わりを告げる。全米人気No.1ヒーロー、グリーンランタン新生の話題作登場。

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この漫画のレビュー

8点 columbo87さん

グリーンランタンに関しては全くの予備知識無しで読んだ。かつて最高のグリーンランタンと呼ばれ、暗黒面に堕ち、いまでは復讐の精霊と恐怖の化身との間に解け合い不安定な存在となっているハル・ジョーダン。彼の復活と再生を描いたエピソードである。
復活にいたるまでの背景、膨大な設定を知らないまま読むと、はっきりいって大筋をつかむので精一杯である。人物相関などは附属の解説を読めば把握できるようになっている。

今作は、これまで購入したアメコミの中で最も少年漫画的展開、バトルを楽しめる作品であった。特に過去の仲間達が揃って宣誓を行う場面は何度読んでも痺れる。
読んでいて思ったのはなんとなくスターウォーズみたいだなーという所。色々な宇宙人を集めた警察機構、故郷を滅ぼされ、(黒幕のたくらみによって)暗黒面に堕ちてしまう主人公など、映像化されたときにその辺りの既視感からパチモンとして倦厭されるのではないかなどと思わされる。
 それはともかくとしてグリーンランタン:リバースは堕ちた英雄の復活のカタルシスを味わえる作品である。贖罪と再生への物語であり、他の邦訳コミックスにない戦闘中心のストーリー展開や映画作品のようにダイナミックな構成が見事な傑作であるということは、間違いがない。

しかし、やはりオリジンからパララックスへ堕ちる課程を観ないと最高のカタルシスは得られないのだろうと思わせられる。なぜこれを一番最初の邦訳にしたのだろうか?

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-02 20:58:21] [修正:2011-09-02 20:58:21]

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