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7.6点(レビュー数:40人)

作者大友克洋

巻数6巻 (完結)

連載誌週刊ヤングマガジン:1984年~ / 講談社

更新時刻 2011-01-12 12:58:23

あらすじ 荒廃した第三次世界大戦後の東京(ネオ・トーキョー)を舞台とするサイキックアクション。超兵器として改造された少年少女(番号で呼ばれる。AKIRAは28号)を軸に、暴走族の少年たちがそれぞれの運命をたどる。緻密なビル崩壊シーン、リアルな表現技法、ストーリーの奥深さなどが話題となり、大ヒットした。(Wikipediaより)

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この漫画のレビュー

7点 臼井健士さん

[ネタバレあり]

連載当時は近未来を舞台にしたSFだったんですが、今や時代が追い付いてきて「現代」です。

第三次世界大戦後にしぶとく生き残った人々により「ネオ東京」として再建された。
「北斗の拳」よりも多少マシな世界で、不良少年の鉄雄が政府に連れ去られ薬物投与の末に超能力者となる。
政府は30年前の第三次世界大戦の引き金にもなったという「アキラ」のコントロールを目論んでいた・・・。

仲間を奪い返そうとする不良少年のリーダー・金田は、反政府のゲリラ組織と連携して「アキラ」の謎に迫っていく。

作風として特筆は「画の細かさ」でしょう。よくまあ、崩壊していく街をここまで細部まで描写出来るんだと驚きました。
登場人物は多数ですが、入れ替わり立ち代わりするため、印象に残るのは
・金田
・ケイ(ヒロイン)
・大佐(敵役のち協力者)
・鉄雄(ライバル)
くらいで、後はすぐに死んだり忘れた頃に出てきたりで活躍の場は限られます。

鉄雄の参謀だった男は登場シーンは多かった割りに、最後まで名前がハッキリしないなど不遇な最後。
「アキラ」は結局、ほとんど周囲の人間に連れ回されていただけですね。

画が吉田秋生先生の「バナナフィッシュ」に似ているなと当初思ったんですが・・・・逆か。
吉田先生の画が大友先生に似ていたが正しい!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-08-30 20:58:56] [修正:2014-08-30 20:58:56]

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