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4.5点(レビュー数:12人)

作者佐伯俊

原作附田祐斗

巻数36巻 (完結)

連載誌週刊少年ジャンプ:2012年~ / 集英社

更新時刻 2013-04-04 00:58:33

あらすじ 中学校卒業を間近に控えた定食屋の息子・幸平創真(ゆきひら そうま)は卒業後、家業を継ごうと考えていた。しかし、突如父・城一郎が店を一時休業すると宣言し、海外へ旅立つことに。そして創真は城一郎の命により超名門料理学校・遠月茶寮料理學園に入学することとなった。果たして、そこで彼を待ち受ける物とは…。

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この漫画のレビュー

5点 鋼鉄くらげさん

[ネタバレあり]

31巻で一旦読むのをやめて、先日、この作品が完結したと噂で聞いて、今回最終巻が発売されたということで、32巻から最終巻までを一気に読んでみたのですが、噂に違わぬひどい内容でした。多分、1巻ずつ単巻でこの作品を読んでいたら、最終巻まで読むことは無かったと思います。

改めて、この作品の全体像を振り返ってみて、一体何が問題で、どうしてこのようなひどい結末を迎えてしまったのかとか、色々考えてみたのですが、おそらく問題の本質は、「出版社側と製作者側との間でこの作品を通してやりたいことが違っていた」ことにあったのではないかと自分は思っています。

つまり、出版社側としては、この作品を「食戟をメインとしたバトル漫画」として売っていきたい。しかし製作者側としては、この作品を「ソーマ達学生たちが学生生活を通して切磋琢磨していく青春物語」として描いていきたい。

そうした、物語に対する方向性の違いが、作品全体を通して(主に薊政権以降から)チグハグな流れを生み出して、そうした両者の思惑の違いから生まれた「ズレ」や「溝」みたいなものが、結局、最後まで埋まらないまま終わってしまった。それが、今回、この作品が不完全燃焼な形で終わってしまった原因なのではないかと自分は考えています。

勿論、この考えに根拠はありませんし、証拠もありません。単に自分の想像が生み出した妄言のようなものです。ただ、おそらく終盤に立て続けに登場してきた、才波朝陽、薙切真凪、幸平珠子などの重要人物は、おそらくもう少し別の形で登場をするはずだったんじゃないかと、最終回後のエピローグ3話を読んで、そんなことを思いました。

今回の評価点5点は正直あまり意味が無く、パート毎に0点から10点まで入り乱れているような激しい点数の乱高下だったので、とりあえず中庸な点数を付けておいたという感じです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-11-01 19:42:40] [修正:2019-11-01 19:42:40]

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