三つ目がとおる
点数:7.25点 レビュー数:4人
作者:手塚治虫 連載誌:週刊少年マガジン(1974年~)
[2010-12-23 14:53:20]の編集履歴
編集者 鹿太郎
タイトル 三つ目がとおる
ふりがな みつめがとおる
連載開始年 1974年
出版社 講談社
連載雑誌 週刊少年マガジン
連載状況 完結
巻数 8
あらすじ 古代の人類「三つ目族」の末裔で自称「悪魔のプリンス」写楽保介(しゃらく ほうすけ)が、親友の和登千代子(わと ちよこ)と共に、様々な事件を解決(自分で起こすことも)していく伝奇SF漫画。超古代文明など1970年代のオカルトブームが反映されている。
備考
『週刊少年マガジン』(講談社刊)に1974年から1978年3月まで連載。
1965年の“W3事件”以来、『週刊少年マガジン』及び講談社と関係が絶たれていた手塚治虫が久し振りに『週刊少年マガジン』に登場。松本清張の『火の路』に触発されて生まれた本作は、1970年代の超能力、超古代文明を含むオカルトブームを手塚流に昇華し人気作品となった。
1974年に月1回の読切として掲載されたが、読者から好評を得たのを受けて翌年から毎週連載となる。当時、少年漫画誌での人気が低迷していた手塚治虫が復活を遂げたのは、本作と『週刊少年チャンピオン』(秋田書店刊)連載の『ブラック・ジャック』によるもの、と位置付けられている。1977年に『ブラック・ジャック』と本作により手塚は第1回講談社漫画賞を受賞。同年には、講談社から全300巻[1]の『手塚治虫漫画全集』が刊行開始されるなど、手塚と講談社の関係は修復された。
本作は手塚がシノプシスを手がけた『24時間テレビ』におけるスペシャルと手塚の死後、テレビ東京系列ほかにて放送されたテレビシリーズの2回アニメ化されている。