衛府の七忍のレビュー
5点 朔太さん
面白い設定と豊富な古語知識とうん蓄のおかげで、
つかみはOKかと思います。
つまるところ、怨忍ができあがるまでの経緯が、
関心を引きます。
山口氏の個性的な描画は、好き嫌いが激しいでしょう。
特に、残虐なシーンは、迫力があり過ぎて、
直視できないものがあります。
独特の世界観は、人を選ぶかもしれません。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2021-07-12 07:32:14] [修正:2021-07-12 07:32:14] [このレビューのURL]
2点 Scroogeさん
架空の江戸時代が舞台の残酷バトル漫画。
徳川幕府が豊臣の残党を狩る。
その中で無残に殺された主人公が怨身忍者としてよみがえり、また残酷に復讐する話し。
短編形式で毎回違う主人公だけど流れは大体同じ。
褒める所がない。
物語表現が浅いうえにグロ描写ばかり凝っている。
男も女もブサイク。
桃太郎が恐ろしい敵でイヌ・サル・キジが裸の超能力忍者って何だそのセンスは。
ページをめくっていてこれっぽっちも楽しくない。
そこまではまだ好き嫌いの範疇だが、決定的なのは読みづらさ。
絵がゴチャゴチャしてコマ割りも不適切。
何が起きているのかが把握できない。
じっくり読んでもどうせ内臓が飛び散っているだけ。
これは漫画としては致命的だと思う。
そしてまた覚悟が登場する。今度は隠れ谷の猟師。
覚悟である事がキャラの魅力に全く寄与していない。
キャリアを重ねる度に漫画家としてダメになっている。
前作、エグゾスカル零は共感が難しいにせよテーマは確かにもっていた。
だが今作は何をどう描いていいかを突き詰められていないように思う。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2017-09-04 10:47:00] [修正:2017-09-04 10:47:00] [このレビューのURL]