ランウェイで笑ってのレビュー
6点 臼井健士さん
ファッション業界でモデルを目指す女の子とデザイナーとして服を作ることを仕事にすることを目指す男の子の成り上がりの物語になる模様(どちらも現役高校生で進路相談するくらいの時期)。
少年誌でファンション業界というあまり聞かない設定の漫画で、原作が別に付いているわけではなさそう。
女の子のほうは父親がファッションモデルを抱える事務所の社長をしていて、パリで開催されるショーにモデルとして出る夢を幼少から抱いていたが・・・・モデルをやるには身長が必要だった。
それなのに10歳で158cmになってから高校3年生まで1cmも伸びなかった。
そんな極端な話があるの?と思いつつも、モデルとして生きていくことを諦めきれない。
男の子は地味で目立たないが服飾に関しては独学でやっており、高校生にしてはずば抜けた才能があった。
しかし、こちらは母子家庭で下に妹が3人もいるので進学や専門学校は望めず就職しかない。
高卒でデザイナーになれる道はなかなかないとこちらも諦めきれない夢を抱えていた。
この二人が高校のクラスメイトだったところからお互いの夢を知ることになり、言わば夢の表舞台へ立つ側(女性)と、夢の裏舞台を支える側(男性)との表裏一体の作品として構成される模様。
女はスター、男はそれを支えるそれがこの物語の主題か。
馴染みのない世界なので前例なき作品ともいえ、手探り感覚は作者側にも読者側にもあるだろう。
よって1巻はまだ助走飛行にも入れない状況であり、「マガジン連載にしては絵が綺麗なほうかな」程度で普通の内容。助走に入るまで読者を引き付けるにはやはり読者側に事前情報が足りない世界なのでかなりハンデ負っていますよ。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2020-04-02 21:24:20] [修正:2020-04-02 21:24:20] [このレビューのURL]
7点 鋼鉄くらげさん
アニメがどうにも「のっぺり」した感じで、しかもなんだか微妙に端折っている感じがしたので、ある程度話のキリがいいところまで原作のコミックスを一気に読んでしまいました。
まず原作を読んでからの印象としては、原作の方が画(え)の見せ方が上手い感じがしますし、漫画特有の画面構成による見せ方を上手く使っているように思えます。
ただこれは、作品そのものの出来不出来というよりも、作品そのものとその媒体における表現方法との相性の問題だと思うで、その辺りは仕方がないかなと思います。
で、この作品なんですが、自分、読む前はファッションなんか全然興味なくて、絶対自分には合わない作品だろうなと、ほとんど期待せずに読んだんですが、思った以上に面白い内容でした。
今まで様々なジャンルの作品を読んできたんですけど、面白い作品っていうのは、全くその分野に興味が無かった相手に対しても、その分野の魅力や面白さを上手く伝えてきますし、またその世界に上手く引きずり込もうとするパワーを持っていると思います。
多分そういう作品は、作者自身が本気でその世界を描きたいと思っていて、その熱量が紙面を通して読者の方にまで伝わってくるのだと思います。
今期、思わぬ良き出会いとなった作品でした。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2020-02-07 18:25:11] [修正:2020-02-07 18:44:58] [このレビューのURL]
8点 ポケモントレーナーみゆきさん
ポケモントレーナーみゆきです♪
ファッションを題材にした少年漫画で、アニメ化もした話題作です!
困難に立ち向かう姿は自分をついつい重ねてしまいますし、スーッと入り込んでしまいます♪
主人公・千雪(ちゆき)は高校3年生の女の子。
千雪はモデル事務所の娘として生まれ、可憐な顔と頭身に恵まれるも、「身長」という一番に要求される才能が足りないという現状で、このままモデルを目指し続けてもいいのかを葛藤します。
そんなときに出会ったのがもう一人の主人公・都村育人(つむら いくと)です。
彼は貧乏な家庭に生まれるも、デザイナーになるという夢を諦めきれず、デザイナー専門学校への進学を希望します。
でも、家族のためには就職したほうがいい。
デザイナーになる道を諦めようとする彼に、千雪は「自分に似合う服を作って」と頼んで…
これは、藤戸千雪がトップモデルになるまでの物語
そして、都村育人がトップデザイナーになるまでの物語です!
ポケモントレーナーみゆきでしたー!
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2020-01-14 14:33:58] [修正:2020-01-24 19:44:11] [このレビューのURL]