ホーム > 不明 > 月刊flowers > ミステリと言う勿れ

3.66点(レビュー数:3人)

作者田村由美

巻数4巻 (連載中)

連載誌月刊flowers:2018年~ / 小学館

更新時刻 2019-02-10 19:28:42

あらすじ そんなつもりは全然ないのに、なぜか物事の本質をあぶりだしてしまう謎の青年・久能 整がさまざまな事件を解決…!?

備考

シェア
Check

ミステリと言う勿れのレビュー

点数別:
1件~ 3件を表示/全3 件

2点 amazonlyさん

若い男に日本のおじさんを論破させてスカッとジャパンさせる内容。

作者の左翼思想をキャラクターに代弁させて炎上した美味しんぼや、女性に対して失礼すぎることをあたかも正論のように描いて荒れたバクマンみたいな前例があるにも関わらず同じ轍を踏んでしまった漫画。

このような描き方で本当に世間が喜んで見てくれると思ったのかそれとも批判覚悟で描いたのかは知らんけど、どちらにせよ作風のアクが強すぎて好きになれない。

世に生きる人たちを尊重して物事を客観的な目で見て世の中に説教してるのならともかく、ポリコレや欧米に対する過度な盲信と日本人男性軽視のバイアスが入りすぎてる説教なんて聞く気にならない。

作者の忌み嫌ってそうな説教を快楽としてるよくいる老害おじさんと何が違うのか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-01-23 22:08:54] [修正:2023-01-24 21:37:14] [このレビューのURL]

6点 霧立さん

ミステリーの合間合間に日常に対する疑問を主人公がぶち込んでくるという構成。勿論人死には多いが絵柄のせいか比較的淡々と話は進む。主人公の主義主張が基本的に「欧米」連呼の出羽守なので、そこに共感できるかどうかで評価が分かれる作品。
長編と短編とがあるが、長編はやや設定が浮世離れのものが多く、短編の話の方が切れ味が良い印象。
あと全編を通じて、犯罪者の背後の存在(ラスボス?)を匂わせているが、こういうのは期待値高まる分ガックリ感も高いので、期待しすぎないのが吉。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2021-03-17 05:19:00] [修正:2021-03-17 05:19:00] [このレビューのURL]

3点 Scroogeさん

独り暮らしの男子大学生、久能整(くのう ととのう)が事件に巻き込まれて、
世間一般と少し違う視点から事件の本質に迫るミステリ漫画。
タイトルの意味はよくわからない。

BASARAや7SEEDSのような大河ロマンで有名な作者だが、
日常生活の中の繊細な感覚を大事にした作品もこれまで断続的に手掛けている。
忙しいとつい身近な人に甘えてしまうけど、覚悟して優しくしなきゃいかんというのがテーマ。
本作はその系統を突き詰めたもの。

作品としての特徴はセリフの多さ。
絵ではなくセリフを読む漫画として作られている。
セリフの内容は多岐にわたり事件と直接関係のない事も多い。
本作品においてキャラクターやストーリーはどうでもいい。
それよりも世界をこう見て欲しい、人や物事をこう考えて欲しいといった
世界観や価値観の提示が目的でセリフはそれを直接に担っている。

作品としての評価は微妙。
緻密に組み立てた労作で意図もわかるのだが、自分には合わなかった。
読みづらい。展開が全く頭に入ってこない。
そして作者の価値観が押しつけがましいと感じた。
ストーリーもいくら何でも荒唐無稽。
驚きのドンデン返しというよりも台無しのちゃぶ台返し。

評価は3点としたが決して手抜きや迷走の作品ではない。
価値観に共感できる人ならとても面白いだろう。
割り切ってチャレンジした結果が読者を選ぶ事になった。
大ベテランでありながら果敢な態度は立派。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-02-10 20:00:18] [修正:2019-02-10 20:00:18] [このレビューのURL]


ミステリと言う勿れと同じ作者の漫画

田村由美の情報をもっと見る

同年代の漫画

月刊flowersの情報をもっと見る