ホーム > 青年漫画 > ヤングチャンピオン > 研修医古谷健一

5点(レビュー数:1人)

作者里見桂

原作永井明

巻数4巻 (完結)

連載誌ヤングチャンピオン:1991年~ / 秋田書店

更新時刻 2024-05-18 13:48:49

あらすじ 卒業試験を乗り越え、晴れて聖アントニオ病院の研修医となった古谷健一たち。涙と笑い、新米ドクターの活躍を描く。

備考

シェア
Check

研修医古谷健一のレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

5点 朔太さん

医療漫画、特に医者を主人公にした漫画は星の数だけあります。
1991年連載開始のこの作品には、「ブラックジャック」は存在したに
しても、「研修医なな子」は4年後、「Dr.コトー診療所」は10年後、
「ブラックジャックによろしく」、「医龍」は11年後に、
「コウノドリ」は21年後に誕生致します。

これらの作品に少なからず同様の味付けを感じますし、ヒューマンな
医療現場や苦悩、問題は共通しております。
そういう意味では、本作品は医療漫画の先駆け的存在であったかもしれません。
しかし、問題提示はしても、解決策は曖昧でご都合主義です。
最終回の主人公が出した結論も安直で、薄ぺらな博愛主義的な
考えがつまらなかったです。
全体的に結末を放り投げている印象です。

漫画ですら解決できないのだから、医療の現場はさらに矛盾を
抱えた社会の縮図なのかもしれません。
コンパクトで単純な医療漫画として、お読みください。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2024-05-18 13:52:30] [修正:2024-05-18 13:52:30] [このレビューのURL]


研修医古谷健一と同じ作者の漫画

里見桂の情報をもっと見る

同年代の漫画

ヤングチャンピオンの情報をもっと見る