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7点(レビュー数:3人)

作者萩尾望都

巻数1巻 (完結)

連載誌少女コミック:1978年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:36:32

あらすじ 火星生まれのエスパー、主人公「セイ」は地球で生活しながらいつも火星に焦がれていた。
セイは突然現れた不思議な青年エルグにつれられて火星に帰る夢を果たすことになるが。。。
(注)1巻完結完全版と昔の2巻完結版があります。

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スター・レッドのレビュー

点数別:
1件~ 3件を表示/全3 件

7点 torinokidさん

SF少女マンガの頂点の一つ。
設定も展開も素晴らしい。泣けます。

蛇足だが
この作品の裏主人公ってやっぱ「サンシャイン」だよなあ。
萩尾作品でよく見かける「良い人なアニキ」ってやつね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-04-21 00:55:49] [修正:2011-04-25 20:56:17] [このレビューのURL]

6点 ジブリ好き!さん

一見中途半端なラストだけれど、しっかり伏線回収しながら読み返せば、結末は描かれていないが話自体はしっかり終わらせていることに気付きます。
読者に対して問題を提示する系の作品。

作者の中でかなりしっかりSFという概念が構築されていることが窺えて、SF耐性がないと読むのがきついと思いますが、壮大な話を破綻なく描く手腕は本当にお見事。
少女マンガなので恋愛もあるのですが、それさえもSFの中に組み込んでいて壮大です。

後半の時空間の枷から放たれた状態になったセイが本当に時間を飛んで転生後の自分に会う展開など、一周目はなかなかついていくのが辛かったり、萩尾先生の哲学も難しかったりと、読み手側も根気が必要。
個人的には、萩尾作品のSFなら『銀の三角』の方が名作かとも思ってたり。
でも「進化=退化」という表現は凄いと思いました。間違いなく、この人は天才です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-22 16:03:01] [修正:2010-12-22 16:03:01] [このレビューのURL]

8点 為亀さん

[ネタバレあり]

地球人と火星人の確執や歴史などはまるで一つの紛争の歴史をみているかのように感じました。
前半部分はその確執を主題に展開していき。後半部分では火星自体の運命すらもまきこんだ大きな展開になっていきます。
どちらも面白いですが、やはり前半部分が好きですね。登場人物の台詞の中にも興味深いものがあって、特にエルグの「どちらが先かってのは重要じゃない、どちらに必要かだ」という台詞などには納得させられました。
そういう意味で、私の価値観を形作る一つの要因になりました。

後半部分は、「高次元の存在」というものをうまくイメージできるか。ということがネックになってくると思います。
単なるおせっかいかも知れませんが。
もし、後半ついていけないな〜と思われる方がいらっしゃいましたら、是非「時間軸の加わった世界」について考えてみてください。
少し、ついていけるようになるかもしれません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-05 23:29:51] [修正:2006-11-05 23:29:51] [このレビューのURL]


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