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6.5点(レビュー数:4人)

作者原秀則

巻数7巻 (完結)

連載誌週刊ヤングサンデー:1990年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:37:14

あらすじ ある日、ミキオはいきつけの居酒屋でピアノを弾いている文と知り合う。文のピアノに合わせミキオは歌をうたい盛り上がった勢いでそのまま文の家に泊まってしまう。「文にもう一度会いたい」と思ったミキオは居酒屋で待つのだが…。

備考 1995年にTBS系列にてテレビドラマ化。

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部屋においでよのレビュー

点数別:
1件~ 4件を表示/全4 件

5点 kikiさん

ラストのせいもあるけど、途中の恋愛経過もあり読後感はとても
モヤモヤしました。うまくいってたのって最初だけでは?
普通の男女が出会って別れただけじゃんって主人公は言ってましたが
そんなセリフ二人の仲を応援して読んでたので悲しい限りでした。
現実はそんなもんだろうけど、もっと特別に思って欲しかったなぁ。

物語のテンポはいいので読みやすく、またバブルを感じさせてくれて
当時の雰囲気も味わえます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-05-12 02:24:40] [修正:2011-05-12 02:24:40] [このレビューのURL]

7点 すだちちゃんさん

一言で言い表すならば、せつない漫画です。

一般的な少女漫画を中学生の恋とするならば
この漫画は二十台半ばの人生といったイメージです。

まさに、人の人生を漫画を通して見ているといった感じです。

最後のシーンを読み終わった後は、感動にも似た寂しさを味あわせてくれる作品だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-09-18 06:42:41] [修正:2008-09-18 06:42:41] [このレビューのURL]

6点 チャドさん

作者らしい、もやもやさせられる作品。
生活の中のリアルな葛藤が共感できる。
作品の雰囲気はやさしいのにどこか冷めた視点で、つい感情移入してしまう。
読んだ後なかなか動き出せない。
少年漫画しか読んだ事がない人に是非読んで欲しい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-02-05 08:21:07] [修正:2008-02-05 08:21:07] [このレビューのURL]

8点 スワンさん

[ネタバレあり]

ネタばれ、激しいんで注意です!

この作者の作品の特徴のひとつに、登場人物がとても人間くさいという事があります。
それは、誰にでもありうる妬みや突然の心変わり等が描かれているという事なのですが…。本来、マンガ(それ以外でも物語作品)の文法上それら心情の理由を描き説明するのが正しいのでしょうが、この作者はそれを必要以上にしません。
その事が読者に「あぁ、現実ってこんなだよなぁ…」という何とも言い難い、実社会で他人の人生の一部を垣間見たような感情を抱かせていると思います。わかりやすい善人、悪人で描かない事も影響していると思います。

そんな作品群の中で今作は特に「ある人間の人生の一部感」が強いと思います。

よくある「好きなあの娘と付き合うまで」的なラブストーリーや「ひたすら真っ直ぐ努力して成功を掴むまで」等に、飽きてきた方にはお勧めです。


ひとりの女性との出会いから別れまでを描いた作品なのですが、その経緯が秀逸です。
まき起こる出来事はドラマティックでも、キャラクターの行動や心情変化はもどかしい程に現実的です。

作中の主人公(カメラマン)の写真作品も説得力があります。


ラストシーンは、一度でも引越し(引き払い)を経験した事のある方なら、胸が詰まると思います。モノが搬出されガランとした部屋にこそ、ストーリーが詰まっている。こんな見せ方、スゴイと思いました。
大団円にはない、これからも人生は続いてゆく感じがなぜか切ないです。

大人によんで欲しい作品です。




ナイスレビュー: 2

[投稿:2007-10-01 14:16:23] [修正:2007-10-01 14:16:23] [このレビューのURL]


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