やったろうじゃん!!のレビュー
7点 朔太さん
19巻を揃えて2日で一気読みしました。
深読みする場面はありませんので、ガンガン読めてしまいます。
高校野球漫画の王道は、地方予選すら勝ちぬけそうに
ない弱体野球部がライバル達との切磋琢磨により、
どんどん成長していき、ついには甲子園に出場する
という成功物語です。
そのセオリー通り、本作品も何を考えているのか
分からない監督を迎えて、どんどん成長していきます。
その過程は14巻までドカベンストーリーそのものです。
エースの入れ替わりが一つの人間ドラマになっています。
納得できないのは喜多条監督の不可解な指導ぷりであり、
いつまでたっても説明はありません。
それは最後まで変わりません。
ただの奇をてらった展開としか思えません。
才能豊かな選手しか起用しないと明言しながら、
言動が一致しません。
15巻からは新たな主人公である江崎の物語が始まります。
話の展開は予定調和的なご都合主義のお話が続きますが、
ドラマチックではあります。
高校野球漫画らしくない後半の展開ではあります。
が、様々なテイストが混じりあいながら、
結局のところ人間賛歌になっているところが、
本来の原秀則らしさといえば言えそうです。
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[投稿:2019-10-12 15:13:20] [修正:2019-10-12 15:13:20] [このレビューのURL]
8点 森エンテスさん
読んでいてテンション上がる野球漫画の名作。
高校野球を題材したマンガの中でも相当面白い部類の作品だと思います。
この作者特有の100%爽やか/熱血にならずに暗く救えない部分があるので、その点が気にならない人であれば、気に入っていたでけると思います。
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[投稿:2010-10-27 22:48:03] [修正:2010-10-27 22:48:03] [このレビューのURL]
5点 あらいやすさん
野球をテーマにした人間関係マンガ
高校野球をテーマにしているが基本野球は舞台として利用されているだけで、野球に関する技術的な話はほとんど出てこず、ライバル校の選手たちも第二の主人公というよりは引き立て役といった描かれ方で、ほぼ主人公の所属する高校内での人間ドラマに終始している。江崎が天才だった、で終了。
主人公と言うべきキャラが喜多条・加納・江崎のどのキャラになるのかよく分からないが、扱いからするとやはり江崎になるのだろうか・・・?
この三人の人間的成長がメインテーマになるのだと思うが、相変わらず男キャラはあまり喋らない腹秀則節なので(女性キャラと脇役男性キャラはよく喋る)、自分の感想としては最後まで喜多条も江崎も何を考えているのかよく分からないというのが正直な感想。明確に誰が主人公なのか定まっていないのでちょっと感情移入しづらくなるしね。
残酷な展開を見せ場にする描き方(原さんはこれが多い気がする)はあまり好きではないが、物語の展開はやはりベテランらしく上手くそしてあざとい。
でも悲しい結末が多い原漫画の中ではハッピーエンド?のこの漫画のラストは結構好き。
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[投稿:2010-10-27 15:52:37] [修正:2010-10-27 15:52:37] [このレビューのURL]
8点 くっさんさん
野球マンガでは一番面白いです。
強くなっていく過程が割合自然で等身大の高校生像を作れているので感情移入しやすいです。高校生の持つパワー、若さ、熱さ、未熟さ、馬鹿さ?みたいなのが満載です。
好きな場面は喜多上の「なんでおれだけ●●なんだよ」、何回読んでもトリハダが立ちます。
ちょっと最近一生懸命じゃないなあーーーって思っている人がいれば是非、一度読んでみて下さい。
前半部と後半部に分かれており、後半部については賛否両論ありますが私はありかなと。
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[投稿:2010-09-15 15:47:37] [修正:2010-09-15 15:47:37] [このレビューのURL]
8点 kshrtさん
前半は熱い高校野球漫画で監督が主役。
後半は鬱展開を含んで剛速球投手が主役。
前半と後半で見事に主役が入れ替わってます。
前半の熱い展開が続けばもっと高い点数をつけたのですが。
特にラスト付近は主役であるエースが、野球とは関係ない部分で悩み苦しむ展開になってしまい、それが評価の分かれ目になると思います。
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[投稿:2010-04-19 14:54:32] [修正:2010-04-19 14:54:32] [このレビューのURL]
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