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7点(レビュー数:3人)

作者惣領冬実

巻数15巻 (完結)

連載誌別冊フレンド:1996年~ / 講談社

更新時刻 2009-11-25 06:37:31

あらすじ MARS、それは凄絶の闇に光をかかげる、戦いの神の名――。
たったひとりしかいないだれかが、どこかにいる――。周囲から孤立した少女キラと刹那的に生きる樫野零。残酷で孤独な闇のなか、戦いの神(MARS)が引き寄せた魂たちは出会い、光を求め走り始めた……!

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MARSのレビュー

点数別:
1件~ 3件を表示/全3 件

6点 ぴょんたさん



映像化されてるみたいだし、ちょっと読んでみようかな。と
軽い気持ちで手に取ったMARS
最初はよくある不良少年と優等生の恋物語だと思って読んでいましたが
話が進むにつれて見えてくる零の過去。キラの心の闇。
幼い彼らはそれに立ち向かい、すれ違い、時には2人で折れそうになりながら
乗り越え、絆を愛を深めていく。
守るものを見つけた零が少しずつ変わっていく様子、
深い闇を抱えながらも懸命に零を支えながら生きるキラを見ていると
辛いのは私だけじゃない。強く生きよう。と思わされる。

きっと、どんな人の中にも闇は存在して
いつそれが狂気として表に出てしまうかわからない。
人はそれといかに付き合っていくかだ。と言われているような気もした。

終わりがわりとあっさりだったのが残念だけど
考えさせられる面もあり、良い漫画だった。
少し重い題材でも大丈夫な方はぜひ読んでみてほしい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-07-12 20:28:10] [修正:2016-07-12 20:28:10] [このレビューのURL]

8点 blackbirdさん

劇的な恋愛漫画かと思って読み始めたら、とんでもない。
女好きでハチャメチャで、時々ぞっとするようなキレ方をする零、傷を負って心を閉ざしていたキラ、命を絶った聖、救われることのなかった牧生。そして零の父も、母も・・・

親や家族に愛されないことで傷を負った人物が多く、かなり精神的に闇の部分を抱えている描写があるので、ついていけない人もいるかも。でもそれは誰でも環境や出会う人によって、そうなり得るという怖さでもある。

メイン人物の多くが自分の心に潜む残酷さに飲み込まれそうになっていくのだが、零とキラは、何とかそこから苦しみ、もがいて逃げ出そうとする。
どす黒く渦巻く狂気の中で、達也や晴美たちの明るいキャラはすごく救いになっている。

惣領さんは本当に絵が上手。
バイクレースの絵なんてほとんど自分で描いたそうです。少女マンガっぽくない描写ですね。
男の子の零はとっても恰好良くてホレボレするような体なんですが、この方の描く女の子の絵ってなぜかセクシーに感じられない・・・不思議です。ちょっと骨格がごつくなるのかな。まあ、どうでもいいのですが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-05-13 23:37:52] [修正:2011-05-13 23:37:52] [このレビューのURL]

7点 ピルクルさん

作画も抜群に綺麗で、ストーリーの流れも自然でいてドラマチック。
惣領さんの作品ははずれなく安心して読めますね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-01-27 10:05:32] [修正:2009-01-27 10:05:32] [このレビューのURL]


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