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7.5点(レビュー数:2人)

作者木村有里

原作城平京

巻数9巻 (完結)

連載誌月刊少年ガンガン:2003年~ / スクウェア・エニックス

更新時刻 2009-11-25 06:38:37

あらすじ 最後のヴァンパイア王ローズレッド・ストラウスは、守るべき国も民も捨てて封印を探す放浪を千年以上も続けている・・・。ただ、世界のどこかに封印された愛する女王アーデルハイトを取り戻すために・・・。

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ヴァンパイア十字界のレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

7点 gundam22vさん

評価数少ないけど十分お薦め出来る作品。何の漫画と言われる
と原作者も困ったなと言っていますがその通りのSF、バトル
、知略戦なんでもありのヴァンパイア漫画ですね。

メイン的な知略戦、二転三転する展開が素晴らしくデスノートとか好きな人には合うんじゃないかなと思う作品です。原作者もそういう筋の人らしく事件の真相を少しづつ解明する推理要素もあります。伏線をたくさん貼ってますが、ほとんど回収した辺りも上手に出来ていると思います。

絵柄がかなり癖がありますが書き込みが多く丁寧さは感じました。
欠点を言うとネタバレにもなりますが、登場人物がみんな良い人達
だったから悪い方にひたすら転んだってオチ(これはあんまり気分良いものじゃない。解けた時のカタルシスが落ちてしまう)。
そういう意味でちょっとキャラの幅が弱いです。

宇宙人が出てきますが舞台装置以上の価値がなかった扱い、最後の最後はさすがに展開がほぼ読めてしまうので、最終巻入るくらいまでが盛り上がってあとは消化戦になってしまったことですかね。あとひたすらってほど重い話で息抜きもほぼないなのでそういうのが苦手な人は注意。9巻でちゃんと畳みましたし、最初に挙げた良い部分が好きな人にはかなりお薦め出来る作品なので、タイトルや絵柄で敬遠するのは勿体ないなと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-11-17 05:32:13] [修正:2012-11-17 05:32:13] [このレビューのURL]

8点 パンダマンさん

 いやーこれは色物が最初から出すぎて、最初の印象は正直よくなかった
 主人公が「ヴァンパイアで愛称が赤バラかよ!?」に始まり、半吸血鬼や、ブラックスワンという憑依兵器にも追われてたりと、ドギツイ位大味な設定が第一話からいーっぱい出てくる。ついでに後から○○○とか追加された時はオイオイオイとツッコミいれたくなった。だけど、これをうまーく調理して面白くしてくるんだよねぇ、この原作者。

 すごいねー、推理小説書ける人は。話の展開すごいうまいよ。
こんだけ色物だしてギャグマンガにならないだけじゃなく、逆に利用してうまーく話を繋いでいくんだよね
 現実の足かせがなくなってファンタジー要素取り入れちゃった推理小説家の底力って素直にすごいね

 内容は至ってシリアス。強引にジャンルわけするとミステリーファンタジーなのかな。ヴァンパイアってついてるけど、ホラー色は全然ない。
 謎が謎を呼び、話が何度も転がる転がる。いやー面白いね。
終わりまで一気に読んじゃったよ。
 全然注目してなかったぶん、正直やられた感がすごい強い。
読んでよかった。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-23 03:38:58] [修正:2007-09-23 03:38:58] [このレビューのURL]


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