なんと孫六のレビュー
5点 朔太さん
間抜けだが強くて弱きを助けるステレオタイプの
ヒーロー像を拒否し、むしろ間抜けで短期で
ダーティーな強さを誇示する孫六です。
とにかく、善悪を超えて常軌を逸した喧嘩っぷりや
行動が魅力です。
いわゆるハチャメチャです。
従来の主人公は、乱暴ものなりに正義のポリシーが
あるとか、友情を最上位において行動するとか、
共感を呼ぶのが普通です。
さだやす圭が描く主人公に共通しているのは、
善悪の判断や情にほだされる前に、優先するのは
自身の目の前の欲求に正直になることなんですね。
そのために長期的な展望が描きにくい話が多いです。
それでも長期連載でなんと81巻完結だそうです。
連載開始時には、学園内の権力闘争から地域
、全国の覇権争いに発展した本宮ひろ志のような
“男一匹ガキ大将”か、あるいは投球をさせれば
超一流の甲子園を目指す高校野球ものなのか、
どちらへも可能性があったはずです。
最後まで読むに至りませんので不明ですが、
おそらくその都度の展開が安定しないものとなり、
第三の道が示されるのではないでしょうか。
他のさだやす圭さんの作品が皆そうであったように。
時間をかけて読んでみましょうか。
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[投稿:2021-03-01 17:05:47] [修正:2021-03-01 17:05:47] [このレビューのURL]
5点 bugbugさん
喧嘩したり、野球したり、ゴルフしたり、メジャーに挑戦したり
連載のペースが遅すぎるので、なぜ今の展開になったのかを
よく忘れてしまいます
1打席に2〜3話とか普通に使います。月刊誌なのに・・・
コミックスでまとめて読んだことはないんですが
えらく助長なので、疲れそう
主人公は現実離れしすぎなくらい、性格が悪くわがままなんですが
まさに「悪童」という感じで
憎めないからついつい読んでしまいます
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[投稿:2009-01-28 00:00:50] [修正:2009-01-28 00:01:37] [このレビューのURL]