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7点(レビュー数:3人)

作者よしながふみ

巻数1巻 (完結)

連載誌短編集:1998年~ / 新書館

更新時刻 2009-11-25 00:44:27

あらすじ 我が子ながら、なかなかうまくそだっている。親ばか承知でそう思っていた息子がガールフレンドをニンシンさせた!? ふつうの生活の中にも、誰にも言えない『秘密』や『愛情』を抱え、僕らは暮らしてゆくのです。表題作ほか、僕の見た“彼”と“彼”の生活を綴る『僕の見た風景』などシリーズ4篇を収録した傑作短篇集。

備考 短編集のため連載開始年には発行年を記載。

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こどもの体温のレビュー

点数別:
1件~ 3件を表示/全3 件

6点 kikiさん

ただの母がいない親子の物語だと思って読んだら、
想像以上に色々なテーマがつめられて楽しめました。
よしながさん独特の愛憎物語とかもあって作者の色々な
物事への感じ方がよく表現されてるなぁとは思うのですが、
深く感心したり夢中になって読むってことはなかったです。
私とっては普通にサラッと読む漫画かな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-12-30 20:00:14] [修正:2011-12-30 20:00:14] [このレビューのURL]

7点 booさん

父親と息子の父子家庭を中心としたよしながふみのオムニバス短編集。

傑作佳作ぞろいのよしながふみ作品ですが、こどもの体温は比較的マイナーな気がします。とはいえかなり良い作品。

「僕の見た風景」以外は物語は淡々と進みます。ちょいちょい(1話目とか)多少ショックなことも起きるものも流れる空気はあくまで穏やか。
それではつまらないのかというと決してそうではなくて、登場人物のちょっとした仕草や何気ない会話、表情などが実に良いためか、がんがん読まされます。ストーリーに重きを置いているのではなくて、志村貴子に代表されるように行間を読むのがすごく楽しい。

よしながふみはフラワー・オブ・ライフを読んでから好きになりましたが、こどもの体温でさらに好感度が上がりました。何か良いよねぇ。
あまり目立たない作品ゆえに、ぜひぜひおすすめ。この頃からこの人が描く食べ物はおいしそうで読んでるとお腹が減ってきます笑。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-14 00:51:46] [修正:2011-09-14 00:51:46] [このレビューのURL]

8点 ITSUKIさん

「西洋骨董洋菓子店」「フラワー・オブ・ライフ」「愛すべき娘たち」などどれも良かったので「BL要素控えめで面白いの他にない?」と聞いてみたところ薦められた作品です。結果やっぱり面白かったです。
全1巻の中でそれぞれ違う趣の短編がありますが、登場人物同士が微妙にリンクしているので一冊でしっかりとまとまりがあります。(『愛すべき娘たち』などもそうです)

自分の好みといえばそれまでなのですが…
笑いとシリアスの切り替え、微妙な表情の変化の描き方、すっと「良かった」と思える読後感の良さなど魅力的な部分が多いです。

他の作品と比べるとインパクトでは若干弱いかもしれませんが、それらが気に入った方には自分が薦められたように是非お薦めしたい一作です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-17 00:23:26] [修正:2010-11-17 00:23:26] [このレビューのURL]


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