P.S. 元気です、俊平のレビュー
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7点 朔太さん
ああ、思えば柴門ふみとの出会いは、本編だったなあ。
一人の異性への思いを貫きながらも、現実の生活で理想じゃないのに
心の襞に触れ合うことで、相互に「この人、結構いい人。一生共に
生きていくのも良いかも。」って、結ばれるのが、たいていの人の恋愛模様。
本当の理想って、偶像化してしまって何が本当なのか、大抵曖昧なものです。
俊平にとって偶像化された小夜子はいつまでたっても女神様ですが、
現実の桃子は大人になった俊平の現実です。
こんな恋愛プロセスは、この世に人間が現れた時から、延々と繰り返してきた
男と女の恋愛模様ですよね。
今や教科書的にさえ思えるパターンですが、当時は相当奔放な桃子さんに
ハラハラどきどきしましたとサ。
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[投稿:2011-01-02 18:13:00] [修正:2011-01-02 18:13:00] [このレビューのURL]