ホーム > 青年漫画 > Comic REX > 東方儚月抄〜Silent Sinner in Blue.

6点(レビュー数:2人)

作者秋★枝

原作ZUN

巻数3巻 (完結)

連載誌Comic REX:2007年~ / 一迅社

更新時刻 2009-11-25 00:45:02

あらすじ 博麗神社の巫女である博麗霊夢は、突然、八雲紫によって稽古をつけられる事となった。
そんな中、霊夢の元に一匹の傷ついた妖怪兎が現れる。
また紫の式神である八雲藍は、幻想郷の妖怪達に月面戦争を起こすための協力を要請する。
それは紅魔館の悪魔などの妖怪を動かすのだった。

備考 同人ゲームシリーズ、東方Projectを題材にした漫画作品のメディアミックスの一つ。
一迅社刊『Comic REX』・『キャラ☆メル』・『まんが4コマKINGSぱれっと』の3誌にて連載中。

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東方儚月抄〜Silent Sinner in Blue.のレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

5点 中華三振さん

東方projectシリーズ初の、原作者ZUN氏公認の公式コミックです。

キャラクターはとにかく沢山出てきますし、普段見られないような衣装なども見れたりします。作者の秋★枝先生によるキャラデザインも可愛いです。
会話なども非常に原作にあるような独特の掛け合いもあったりし、東方シリーズファンにはそれなりに楽しめる内容ではあります。

ただ、東方シリーズファンであるとどうしてもひっかかるのが、”スペルカードルール(弾幕ごっこ)”の捕らえ方でしょうか。
弾幕ごっこは「必ず避ける方法がある」というのが条件であったと思いますが、作中、どうやっても避けようのない弾幕が存在していたりします。
東方シリーズは、二次創作があまりにも多く、公式コミックの評価というのは非常に難しいのですが(東方シリーズが好きであればあるほど、公式設定とはかけ離れた二次設定にも触れやすくなってしまう為)
スペルカードによる決闘の定義は公式的な見解でも、同じ内容だったと記憶してますし、なにより避けられない弾幕というものが原作に登場してしまえば、それはゲームではなくなってしまいますので。

「細かいことにいちいち突っ込まなくとも」とも思えるのですが、この東方シリーズにおける”スペルカードルール”は、根底にある最も重要な要素であり、これを蔑ろにして東方projectは評価できないと思ってますので、このあたりについて本作品はもっと慎重に描けなかったかな?と思います。
上記の意見は、ネット上でも度々議論されてますので、あまり深く突っ込むのもどうかと思いましたが、この部分を抜きに本作品をレビューするのは不可能と思いましたので、あえてきちんと自分の意見を書いてみました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-12 19:31:20] [修正:2010-09-12 19:32:56] [このレビューのURL]

7点 ITSUKIさん

東方Projectの漫画作品の中では一番シリアスな内容です。
ストーリーも全三巻丸ごと使う長編です。
作画担当の秋★枝先生の絵柄と、東方Project独特ともいえる台詞回しの力で、原作の幻想郷の雰囲気が十分に出ている点がファンとしては凄いと思いました。
間のとり方、表情、白黒の付け方などが上手い。

東方Projectのキャラ同士の会話は「言葉遊び」と称され、
公式にも(冗談とはいえ)Q&Aに「キャラクター同士の会話の意味がわかりません」と書かれている程独特。
つまり、東方Project知らない人が読んでも楽しめないな。という事です。結局は…w
原作ファンなら「おぉー原作っぽさが出てるな」という風に満足できるのですが。

その他この作品での見所は漫画での「スペルカード戦」でしょう。
実際絵にして動かしてみるとこんなにあっさりしたものなのか、という印象でした。もっと派手にドンパチかますのかと思ってました。
まぁあくまで「戦い」ではなく「弾幕ごっこ」なのでそういうものなのかもしれませんが。

「儚月抄」「三月精」「月のイナバと地上の因幡」とどれも漫画版東方は作画が良い人に恵まれているなと思いました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-21 04:24:19] [修正:2010-01-21 18:02:10] [このレビューのURL]


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