あらすじ 柳生柔兵衛密厳。柳生但縞守棟矩の長女にして心影流を極め、”隻眼”を開いた稀代の兵法者。将軍秀只の子蝶丸および梟千代の兵法指南役を勤めていたが、三年前の江土城の大火のおり蝶丸、梟千代は死亡。柔兵衛も行方不明となっていた。そんなある日。2人の世継ぎ亡き後、世子となった祠千代は城をぬけだし川へ向かった。泳ぎの練習をするためだ。付き人の夜寒郎、そして柳生棟矩の三女で現在の指南役、柳生朱膳胸冬の心配をよそに川へとやってきた祠千代は、そこで右目に眼帯?をした一人の女性と出会う。そこに仮面をつけた青年と異形の人物が乱入。異形の人物の名は筧獣像。真田の虫幽士の一人、そして三年前の大火の原因を作った一人であった。祠千代を人質に、その本性をあらわした獣像に、眼帯を外した女性、柳生柔兵衛密厳が立ち向かう・・・。
備考 2002年から2005年まで『月刊コミック電撃大王』において連載された。単行本既刊は3巻。2005年12月発行分で同誌連載は終了し、約3年後の2008年12月に『JC.COM』(集英社)へ移籍、「ミツヨシ完結編」として再開された。
隻眼獣ミツヨシのレビュー
3点 Scroogeさん
ムチムチ美女のミツヨシが若様を守って虫の化け物と戦うチャンバラ活劇。
ダイナミックな構図やエッジの効いたシルエットの見せ方など表現の端々にアメコミ的なセンスがちりばめられて実に美しい。
が、単行本3巻の時点で連載が中断。
その後、ミツヨシ完結編として2冊にまとめられたが、
断片化されすぎた物語は、ほとんどツジツマが合っていない。
終わらせることだけが目的の残念な仕上がりとなった。
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[投稿:2012-05-14 17:07:49] [修正:2012-05-15 18:20:01] [このレビューのURL]