致死量ドーリスのレビュー
5点 ジブリ好き!さん
色使い、構成、視点、どれもアバンギャルド過ぎて読み手の感性が問われるのかと思いましたが、本筋は思いの外ストレートな印象。
余計なものは極力排除し、ストーリーに必要なものだけを描く。けれど、比喩は多用する。
典型的なボーイ・ミーツ・ガール、若者の憧れる狂った恋愛、バンドにリストカット…材料を並べればありがちな内容になりそうだけど、表現の勝利でしょう。内容を絞ったのも良かったと思います。
…ですが楽しめたかと聞かれると別問題。
それでもこの後「CLOVER」などこの表現法を後世に残したことは非常に評価したい。
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[投稿:2010-08-18 17:38:18] [修正:2010-08-18 17:38:18] [このレビューのURL]
6点 ごまあぶらさん
この漫画が登録してあって正直びっくりした。有名な漫画だったんだ。表紙だけで買った漫画なんで。
で、これは衝撃。漫画と定義するのもおかしいくらいに狂ってる。
詳しくはネタばれ書けないが、最後間近の事実はすごく印象に残った。たしかにそういう人を求めたり、求められたら応じてしまうひともいるだろう。
そして、絵も独特でおされ。
こりゃびっくりだわ。
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[投稿:2007-02-20 18:09:37] [修正:2007-02-20 18:09:37] [このレビューのURL]
9点 為亀さん
とても前衛的で気に入る人と気に入らない人が分かれる作品だと思います。
圧倒的な色彩感覚、漫画という媒体でこういう方法で色を活かしきった作品が他にあるでしょうか。
時に不自然で時に毒々しい様々な色たちが物語の中へ中へと引き込んでくれます。
また、抽象表現の多い作者なのでそれらの表現を演出として流すだけでなく、何を抽象しているのか考えてみると違った深みがでると思います。
私の場合は二回目以降読み返すときにやっている作業です、興味がある人は是非やってみてください。
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[投稿:2007-01-13 19:46:49] [修正:2007-01-13 19:46:49] [このレビューのURL]
5点 真樹さん
「NANA」や「天使禁猟区」より以前、バンギャ(バンド好き少女)の
バイブルと言われた楠本先生の作品。試しにコレを読んでみました。
いかにもそういうコが好みそうなオシャレで病んだ雰囲気の作品ですが
男女間の感性の違いなのか、正直私にはあまり合いませんでした。
惹かれるモノは感じますが、何度も読みたいとは思えない…
雰囲気モノが好きな方でも好みが分かれる作品かと。
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[投稿:2005-08-25 03:47:28] [修正:2005-08-25 03:47:28] [このレビューのURL]