女神が落ちた日のレビュー
4点 kikiさん
田村由美さんって長編向きの作家なんだなぁと思いました。
特に表題作の「女神が落ちた日」は壮大に仕上げようとして
いるんだけど、色々はしょってる感があり、ストーリーに
色々無理が感じられました。
ただありきたりでベタな話なので長編にしても微妙かもとも
思いましたが。
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[投稿:2012-07-10 01:43:33] [修正:2012-07-10 01:43:33] [このレビューのURL]
6点 とろっちさん
短編集です。
3編が入っていますが、表題作のインパクトが強く、表題作+その他2作、という感じです。
個別にレビューしてみました。
「女神が落ちた日」
こういうとにかくスケールの大きな作品を描くと、この人の才能は光り輝きます。
ただ、その才能を完全に発揮するには短編は短すぎました。
長編として読んでみたかった作品。
不完全燃焼。やっぱりこの人は長編向きなんだなぁ。
「こわいもの」
ホラーテイスト。
あまりインパクトなし、後に残るものもなし。
「きねづかん」
昔取った杵柄(きねづか)を繰り出して活躍する老人たちを描いた作品です。
ご都合主義なところはあるものの、爽快感があり、スカッとします。
読後感が良いですね。
肩の力を抜いて楽しみながら描いたような、読みやすい作品です。
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[投稿:2010-07-13 23:32:45] [修正:2010-07-13 23:32:45] [このレビューのURL]