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7点(レビュー数:1人)

作者小沢真理

巻数6巻 (完結)

連載誌コーラス:2000年~ / 集英社

更新時刻 2010-07-08 21:05:18

あらすじ 売れないシナリオライター・小鳥遊ケイのマンションをある日、ニコという少女が突然訪ねてきた。ニコは、ケイが付き人をしていた女優・紫野美冬の隠し子だった。ぎこちない共同生活を始めたケイとニコだったが、交換日記を始めることで二人は次第に心を通わせていく。周囲の大人たちの思惑が錯綜する中、2人の選んだ道は…。
(Wikipediaより)

備考 2003年、NHKでテレビドラマ化。

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ニコニコ日記のレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

7点 blackbirdさん

シナリオライターの小鳥遊(たかなし)ケイのところに、突然見知らぬ女の子・ニコがやってきた。
ニコは、ケイがその昔マネージャーをしていた女優美冬がひそかに産み落とした女の子。その事実を知っている数少ないケイに、しばらく面倒を見てほしいといきなりよこしたのでした。

最初こそ全く打ち解けず、ほとんど口もきかないニコに、そっけない応対をしていたケイ。しかし、交換日記で問いかけた何気ない質問に、あまりにも寂しい答えを殴り書きされて、はっとニコの孤独に気づきます。このニコの3行は泣けます。この作者はこういう切ない子供の心情を描くのが上手ですね。

ここから急激に二人の関係は変わります。血の繋がりはないけど、一人の人間として、距離を持った関係が積み上げられていきます。よく世間で起きている親子の事件、虐待などを考えると、血の繋がりって何だろうなと思ってしまいますね。

そこに晃太郎が出現。ケイがニコを選ぶのか、晃太郎を選ぶのか。ここはやはり「男前」なケイ。思い切った選択です。

最終的にはニコの出生問題が発覚して、3人の関係は一気に変化します。何とかハッピーエンドに!!と願わずにはいられない、暖かな物語です。

なぜか後半に晃太郎が出てくるころには、絵のタッチが全く変わってしまいましたね。前半の晃太郎が好きだったので残念でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-04-13 15:57:29] [修正:2011-04-13 15:57:45] [このレビューのURL]


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