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9点(レビュー数:1人)

作者叶精作

原作小池一夫

巻数19巻 (完結)

連載誌GORO:1977年~ / 小学館

更新時刻 2010-09-28 22:07:58

あらすじ 生きている人間と見分けがつかない程のダミー=超人間を作る驚異の人形師・渡胸俊介(ときょう・しゅんすけ)は、普段は気弱で頼りない、シンボルも短小な小男だが、ショックを受けると筋肉質で傲慢且つ巨根の男・オスカーに変貌する二重人格者だった。

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実験人形ダミー・オスカーのレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

9点 朔太さん

叶精作にとっては、ほとんどデビュー作品に近いものだったとは驚きである。
とにかく、描画が上手く、欧米人特に金髪白人の美しさが得意と思いきや、
和風美人はさらに魅力的である。
この特異稀な天才的イラスト描画で、人間の美しさを表現する一方で、
小池一夫の一流の脚本が話の展開を際立たせていく。
面白くないわけがない。

当時、GOROという青年向け雑誌は、篠山紀信のグラビア写真と
本作品のお蔭で相当売れたはずである。
本作品を契機に叶は一流漫画家の仲間入りを果たした訳だが、
原点はすべからくここにあった。

今読み返してもこれに匹敵する画力を他の作家に感じないほどであり、
昭和史を代表する一つの作品になったと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-04-02 08:33:51] [修正:2017-04-02 08:35:42] [このレビューのURL]


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