ホーム > 少女漫画 > 別冊マーガレット > おしゃべり階段

10点(レビュー数:1人)

作者くらもちふさこ

巻数2巻 (完結)

連載誌別冊マーガレット:1978年~ / 集英社

更新時刻 2011-04-12 18:26:19

あらすじ 天然パーマにコンプレックスを持つ加南。中山手線に思いを抱き始めた頃、別の高校へ進むこととなる。しかしそこで出会ったマーシが、コンプレックスを溶かしてくれた。
再び線と出会い、様々な友達と出会い、様々な経験をし、将来の目標をみつけていく学園青春ストーリー。

シェア
Check

おしゃべり階段のレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

10点 blackbirdさん

70年代の作品というのに色あせない名作。もう30年以上経っているなんて信じられない。

中学、高校、浪人時代、いろいろな悩みにぶつかり、人間関係に悩み、恋に悩む等身大の女の子に、どれだけの子が共感して泣いただろうか。

無口で、でも本質を見抜いてて、やることはちゃんとやる線のかっこ良さ。
くらもちファンの間では、この作品の線と「いろはにこんぺいと」の達と、どっちがかっこいいかって、1,2を争ったものです。
くらもちさんが描く男の子ってなんでこんないい奴が多いんでしょう・・って、女の子の理想だから現実的にはいないんですがね。

でもこの作品の人物で忘れてはいけないのは立川先生です。
嫌われ者だけど、悩む加南に、さりげなく「自信のあるところと無いところがバランスよくある人間がいい」、という「てんびんばかり」の話をしてくれます。多感な頃に、こういう話をしてくれる先生に出会えるなんて幸せなことだと思いますね。

蛇足ですが、登場人物の名前が、都内の駅や電車にまつわるのが面白い。
大体「線」だし。
他にも国分寺やら立川やら荻窪、四谷・・・こういうちょっとしたところもいいですね。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-04-12 18:39:46] [修正:2011-04-12 18:39:46] [このレビューのURL]


おしゃべり階段と同じ作者の漫画

くらもちふさこの情報をもっと見る

同年代の漫画

別冊マーガレットの情報をもっと見る