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8点(レビュー数:1人)

作者池田理代子

巻数2巻 (完結)

連載誌朝日ジャーナル:1990年~ / 中公文庫

更新時刻 2011-04-21 23:50:49

あらすじ 18世紀後半、貴族の選挙で王政を決定するポーランドが、大国ロシア、プロイセン、オーストリアによって消滅へ追い込まれる悲しい歴史をたどる。
ユーゼフ・ポニャトフスキと、親友タデウシ、ともに日本では知られていないがポーランドでは英雄的存在の二人の独立運動を中心に、創作を交えて描く。

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天の涯までーポーランド秘史のレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

8点 blackbirdさん

18世紀末のポーランドというのも、日本ではあまり馴染みのない時代。
大きな領土を誇った国でも、その政治はとても危うく、
何より世襲でない王政、貴族、大国からの干渉を受ける環境に
悲惨な状態に陥っていく。

なかなか知らない歴史に触れられるのはとても面白い。
ただし史実ではないエピソードも混じっており、あとがきに解説してある。
そうなんだ?と思いつつも、面白く構成してある。

主人公にあまり肩入れできないのは、やはり貴族という立場に固執していたからかも。
どちらかというと、民衆と共に戦うタデウシの方に肩入れしちゃいますね。

それにしても、やはり歴史の女傑ってのはすごいですね。
エカテリーナの存在感。一つの国の運命を狂わせてしまいましたね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-06-08 13:38:00] [修正:2011-06-08 13:38:00] [このレビューのURL]


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