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7.9点(レビュー数:20人)

作者池田理代子

巻数11巻 (完結)

連載誌マーガレット:1972年~ / 集英社

更新時刻 2011-01-12 13:00:50

あらすじ 物語はフランス革命期、王妃マリー・アントワネットと男装の麗人・オスカルを中心とした壮大な物語。

備考 2014年8月25日に集英社から40年ぶりに新エピソードの単行本が発売される

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ベルサイユのばらのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全20 件

9点 フィロさん

[ネタバレあり]

背景は史実を元にして書いてあり、そこにフィクションの登場人物を織り混ぜて描いてあります。
歴史をよく勉強してあるなと思いました。

宮廷の華やかさで乙女心をゆさぶり、市民の苦悩に感涙させられます。

オスカルやアンドレを初めとするキャラクターは、その意思や感情にリアリティーがあり、引き込まれました。

気高く、品があって応援したくなるような人物造形です。

少女漫画は恋愛だけを描いたものが多いですが、この時代の漫画はスペクタクルロマン寄りが幾つもありますね。
心に残る漫画でした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2019-01-01 22:44:21] [修正:2019-01-01 22:44:21] [このレビューのURL]

4点 うどんげさん

名前は誰しもがきいたことがあると思います
はじめは オスカルが女ということで なんかやだなと思っていました(女の人は男の人と比べて力がないはずなので)
あと絵をみて何が起きてるのかわかりづらかったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-01-10 09:58:53] [修正:2015-01-10 09:58:53] [このレビューのURL]

10点 青ばらさん

私は現役世代ですし、本当にハマり、感動したものです。
ですが最近また読み返してみて、自分自身の変化によって随分感想が変わってくるものなのだなあ…と痛感しています。以前はあまり気にならなかった点がとってもダメ、なのです。具体的に言えば、特に最初の設定など、もうそこから変えてほしいくらい。やはりオスカルが一番のご贔屓なので^^、彼女がアントワネット付きになればいろいろ犠牲になってしまうことはわかっていること。 事実そうなってますし。フェルゼンへのあれ程の思慕も私には?です。2人との関係をもう少し引いたものにして、ほかのエピソードで盛り上げても十分面白かったはず。私にはどうにも特に前半が、すっきりしないものになっています。作者も変化していく、ファンからの影響もあったでしょう、初めのほうと終わりのほうの作風、まるで別物ですよね。まあ、仕方ないことでしょうが。こんなにいろいろ考えてしまうのも、まぎれもなく作品への思い入れ、愛情に違いないのですがね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2014-05-18 11:27:39] [修正:2014-05-18 11:27:39] [このレビューのURL]

7点 gundam22vさん

フランス革命を扱った現在でも唯一の長編名作漫画
少女漫画らしく恋愛の分量は多いながら(ちょく
ちょく恋愛パートに行く)、この作品の凄さは
歴史漫画としての要素が傑出して、この時代を扱う漫画
として唯一のものと言えるからではないか。
読み易さ、わかり易さ、詳しさ、史実としての公平さ(マリー・
アントワネットが主人公格だから美化要素はあるにしても、
彼女の非難されるべき部分もちゃんと描いている等)がありつつ、主人公のオスカルら架空人物を絡めながらの娯楽性も
しっかりしていて、悪い歴史漫画にありがちな事実並べてる
だけには決してなっていないのが大したものかと。
フランス革命を学ぶだけではなく、イメージ
し肉付け出来る漫画ならではの素晴らしさは普遍
だと思います。

絵柄も少女漫画的なものながら画力は高く、個人的には癖が少なかったですね。オスカル、マリー・アントワネットらは普通に美しく思えますし。フランス革命時代と思えばイメージにも
一致するのも有利な点でしょう。欠点を感じたのはアクションシーン、合戦の迫力が足りずにそこが盛り上がらない点でしょうか。そこは時代を感じた部分です(当時の画力水準はあるでしょうが)。あとは恋愛パートで詩のようにしつこく耽美部分があり、そこは食傷してしまいました。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2014-03-16 05:39:40] [修正:2014-03-16 05:39:40] [このレビューのURL]

10点 fooさん

フランス旅行に行くために読みましたw

ベルサイユ宮殿ではアントワネット様たちに思いを馳せ。。。。アレ?なんか違う。。。

どうやら漫画のアントワネットはとてもキュートに描かれていたんだなとよく分かりました
ベルサイユ宮殿は確かに贅沢の限りを尽くしていましたしアントワネットはもっと権力者としての義務を果たすべきだったのではと思います。

架空のオスカルは、最近の漫画に多い自分の意思、意見をバンバン言う女性、自分の個性主張する女性ではなく

でしゃばらず芯が強く、規律に従い勇ましいのに決して女を捨てていない所に華があります。現代の女性は見習うべき点が多いかもしれません
さすが古い漫画だけあり、ヨーロッパが舞台にもかかわらず、日本人女性が憧れる恥じらいとしなやかさがあります。

そんな彼女が自分の恋に気づき戦争の中に散る儚さには、これまた日本の散る美しさの精神が見えます。

どのキャラクターも丁寧に魅力的に描かれています。
以外にもラストは少し衝撃ですので、まだ読んでいない人は歴史も軽くおさらいできますし、ヨーロッパ貴族漫画の中に生きる日本女性が忘れつつある精神を感じてみてはいかがでしょう?

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-08-20 23:27:12] [修正:2013-08-20 23:27:12] [このレビューのURL]

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