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7.9点(レビュー数:20人)

作者池田理代子

巻数11巻 (完結)

連載誌マーガレット:1972年~ / 集英社

更新時刻 2011-01-12 13:00:50

あらすじ 物語はフランス革命期、王妃マリー・アントワネットと男装の麗人・オスカルを中心とした壮大な物語。

備考 2014年8月25日に集英社から40年ぶりに新エピソードの単行本が発売される

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ベルサイユのばらのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全20 件

7点 gundam22vさん

フランス革命を扱った現在でも唯一の長編名作漫画
少女漫画らしく恋愛の分量は多いながら(ちょく
ちょく恋愛パートに行く)、この作品の凄さは
歴史漫画としての要素が傑出して、この時代を扱う漫画
として唯一のものと言えるからではないか。
読み易さ、わかり易さ、詳しさ、史実としての公平さ(マリー・
アントワネットが主人公格だから美化要素はあるにしても、
彼女の非難されるべき部分もちゃんと描いている等)がありつつ、主人公のオスカルら架空人物を絡めながらの娯楽性も
しっかりしていて、悪い歴史漫画にありがちな事実並べてる
だけには決してなっていないのが大したものかと。
フランス革命を学ぶだけではなく、イメージ
し肉付け出来る漫画ならではの素晴らしさは普遍
だと思います。

絵柄も少女漫画的なものながら画力は高く、個人的には癖が少なかったですね。オスカル、マリー・アントワネットらは普通に美しく思えますし。フランス革命時代と思えばイメージにも
一致するのも有利な点でしょう。欠点を感じたのはアクションシーン、合戦の迫力が足りずにそこが盛り上がらない点でしょうか。そこは時代を感じた部分です(当時の画力水準はあるでしょうが)。あとは恋愛パートで詩のようにしつこく耽美部分があり、そこは食傷してしまいました。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2014-03-16 05:39:40] [修正:2014-03-16 05:39:40] [このレビューのURL]

8点 とろっちさん

昔のことになりますが、大学入試にとても役立ちました。
「あさきゆめみし」などもそうですが、高2のときにクラスで回し読みしたのを思い出します。
ありがとうロベスピエール。

ほぼ史実どおりながら圧倒的な面白さ、構成力。
フランス革命を体感してみてください。

だれでもその名前ぐらいは知っているレジェンドな作品です。
その面白さもいつまでも変わりません。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2009-12-11 01:09:24] [修正:2009-12-11 20:46:32] [このレビューのURL]

8点 s-fateさん

古いマンガですが、面白いです。連載自体は今の超長期連載が横行する時代と比較すると、短いにもかかわらず、実際に連載されていた時期とアニメ化までの期間の長さ、宝塚の長期にわたる人気。今の短期間に商売ありきで一気にメディアミックス展開してすぐ風化してしまう作品と違い、ナチュラルにかつ長期にメディアミックスが進んでいった理由がわかる気がします。手頃な巻数でしっかり完結している。そして世代を超えてファンがいる。理想的なマンガですね。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2009-12-11 01:04:09] [修正:2009-12-11 01:04:09] [このレビューのURL]

10点 ちるさん

どんなに時が過ぎても色褪せる事のない感動があふれる作品。
すばらしいの一言に尽きる。
最高の賛辞を送りたいのにいい言葉が思いつかない。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2005-07-15 00:08:14] [修正:2005-07-15 00:08:14] [このレビューのURL]

9点 フィロさん

[ネタバレあり]

背景は史実を元にして書いてあり、そこにフィクションの登場人物を織り混ぜて描いてあります。
歴史をよく勉強してあるなと思いました。

宮廷の華やかさで乙女心をゆさぶり、市民の苦悩に感涙させられます。

オスカルやアンドレを初めとするキャラクターは、その意思や感情にリアリティーがあり、引き込まれました。

気高く、品があって応援したくなるような人物造形です。

少女漫画は恋愛だけを描いたものが多いですが、この時代の漫画はスペクタクルロマン寄りが幾つもありますね。
心に残る漫画でした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2019-01-01 22:44:21] [修正:2019-01-01 22:44:21] [このレビューのURL]

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