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7点(レビュー数:1人)

作者マイク・ミニョーラ

巻数巻 (連載中)

連載誌海外作品:1994年~ /

更新時刻 2011-11-22 11:49:52

あらすじ 第二次世界大戦末期、敗色濃厚な戦況の逆転を目論むナチス・ドイツは、怪僧ラスプ... 続きを表示>>

備考 邦訳は ヘルボーイ:妖蛆召喚
ヘルボーイ:人外魔境
...
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ヘルボーイのレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

7点 columbo87さん

購入したのは小プロの壱巻と弐巻。他のアメコミヒーロー物とは違ったオリジナリティがあって非常に良い作品だと思う。ミニョーラのアートもかなり独特で評価が高い。
私は映画から入った口ですが(特にゴールデンアーミーはクリーチャークリーチャーしてて好き),原作はかなり感じが違う。妖怪探偵たる鬼太郎的なノリの物語で,表現がかなりあっさりとしていて読みやすいのが特徴。
ヘルボーイというキャラクターは熟練のプロという感じと,何処か子どもっぽいアンバランスさもあって魅力的だし,全体的に暗い色調の中で彼の赤が冴えていてカッコイイ。
エピソード全体としては,丁度良い程度の伏線を残しつつ進んでいく感じで,淡泊だが気持ちの良い余韻を与えてくれる終わり方が多いという印象。特に気に入ったのは弐巻に収録されている「チェインド・コフィン」という短編集。ヘルボーイのオカルト捜査官としての活動が描かれるのだが,各地の様々な民話がモチーフになったエピソードが読んでいて楽しい。幼いヘルボーイがパンケーキを食べるだけのエピソードに始まり,取り替え子(チェンジリング)や,日本の妖怪も出てきたりと飽きさせない。
一方ストーリーの根幹に関わる部分はやや難解か。ヘルボーイって一体何者なの?というのが,弐巻(滅びの右手)でようやくわかってきたかなぁという感じ。宿敵ラスプーチンの台詞も仰々しくて読みにくい。クトゥルフ神話的な要素が結構多いのでそういうのが好きな人にはハマるのかも。
チェンインド・コフィンだけなら小プロが昔出してたのもあるのでそちらがいい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-03-08 13:26:28] [修正:2012-03-08 13:26:28] [このレビューのURL]


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