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6.33点(レビュー数:3人)

作者手塚治虫

巻数1巻 (完結)

連載誌描き下ろし:1949年~ / 講談社

更新時刻 2009-11-25 06:30:41

あらすじ 太陽の大黒点の影響によって、世界一美しい人造人間ミッチイが誕生した! 天使の姿と悪魔の超能力を持ったミッチイをねらう、秘密組織レッド党の陰謀とは何か!?漫画史上にその名も高い古典的名作、堂々大登場!!

備考 「ロストワールド」「来るべき世界」とあわせ、手塚治虫の初期SF三部作のひとつ。

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メトロポリスのレビュー

点数別:
1件~ 3件を表示/全3 件

6点 ドルバッキーさん

手塚の初期作品です。

セリフの使い回しが古いのは仕方がないですが、少し読みづらく感じました。


内容はアトムを思わせるようなものでした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-04-02 13:50:08] [修正:2012-04-02 13:50:08] [このレビューのURL]

8点 lillyさん

中学の時、図書室の本棚に手塚作品が置いてあって、
「ブラックジャック」や「火の鳥」などはカウンター内の漫画コーナーに置いてあったんですが、
この「メトロポリス」は普通の本棚の間にひっそり入っていました。

そこで読んだのが初めてです。

個人的に、手塚作品で一番好きな作品ならこれをあげると思う。
周りにも「え?」と聞き返されますが、こればかりは好みなのでしょうがない。(笑)
読んだ時、SF作品描いてみたい!と思ったほどだったんで。(笑) 無謀すぎますね。(笑)


何も考えずにこの作品を読んでほしいと思う。
そのほうがたぶん楽しめると思うから。

漫画が発表された年が1949年。
この年にこの世界を描いたことだけでもすごいと思う。
この漫画に対する評価が高いのは、この気持ちと、自分の思い出基準ですかね。


このメトロポリスは、後年手塚作品を代表する作品となる鉄腕アトムとも世界が近いところがありますが、

メトロポリスの主人公・ミッチイ、
公式サイトによれば

「ミッチイ自身もアトムの母親役で『鉄腕アトム』シリーズに登場したりもします」

「なお、彼女はアトムの原型となったばかりか、『リボンの騎士』のサファイヤのモデルともなりました」

とのことで
(http://tezukaosamu.net/jp/character/746.html)

いや、すごいよミッチイ。

と、その一言でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-26 23:14:28] [修正:2011-08-26 23:14:28] [このレビューのURL]

5点 団背広さん

手塚治虫は初期の作品よりも後期の作品があまりにも有名であるため、「火の鳥」「ブラックジャック」などの鮮烈なテーマ性を初期の作品にも期待すると肩すかしを食らってしまう。
なのでこの漫画も変な期待をせずに、「古き良き時代の名作」として楽しむのが良いでしょうな。手塚だって最初から漫画の神様だったわけじゃないしね。

そういう風に割り切って、微笑ましい気持ちでこの本を読んでいたら…驚いた。つーかビビッた。
あれが出てくるんですよ、あれが。遊園地で有名な世界一金にうるさいネズミが出てくるんですよ!
ミキマウス・ウォルトデズニイとかいう中途半端な名前で出てくるんで、多分許可も何も取ってないただのパロディ。
おいおい、手塚も無邪気に漫画書いてる時代があったんだなーとか思いながら読んでたけど無邪気すぎだよ。一番危険なところをパロってるじゃねーか!
そんなヤバい内容を含みながらもこの作品が普通に出版されているのは、やはりライオンキングの件で向こうにも負い目があるからでしょうな。あーあ、微笑ましい気持ちで読んでたのになんか大人の事情が垣間見えちゃってちょっとゲンナリ…

そうそう、黒田硫黄が「大王」にてこの作品のオマージュ的な短編(題名もそのまま「メトロポリス」)を書いているので、それと比べて読んでみるのも面白いですよ。
黒田版と手塚版の「お前は人造人間だ」「えー」の違いがはっきりしすぎてて笑える。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-09-16 21:41:03] [修正:2005-09-16 21:41:03] [このレビューのURL]


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